※26日告示の東近江市長選に向けて、東近江青年会議所が15日開催した公開討論会の立候補予定者の発言要旨です。連載終わり。
小椋正清氏
無所属現職(73)
永源寺町(現東近江市)生まれ。長浜警察署長、滋賀県防災危機管理局長など歴任し、2013年に東近江市長に初当選。
経済活性化
東近江市は、農工商のバランスのとれたまちであり、合併によってスケールメリットが出た。市長就任から、さらなる税収を見込み、企業立地のための支援を行い、本社機能を含めて19社を誘致した。
これからの課題は(異なる組織が同じ方向に走っていける柔軟な体制構築のため)横串を刺すこと。去年4月に東近江版の経済同友会をつくった。商工会議所と商工会、工業会、JAのほか、マスコミ、金融機関を入れた。そういった横串を刺して、東近江発展に向けて推進している。
若者が集える中心市街地
昔のにぎわいを取り戻そうと観光政策から始めた。100~200人単位のホテルがいるので、トップで動いてホテルルートインが来てくれた。
中心市街地活性化の計画を立てた。人口11万人を超えるまちには、老若男女がそこへ行けば楽しい、買い物ができる、核となる地区が必要と、(八日市駅前)2キロ四方を整備した。
市外へ買い物にゆく流れを止めたい。いろんな商業施設を誘致した。最初はスタバ、最近はコストコ。ようやく人が集まるようになった。
(仮称)森の文化博物館など
(仮称)森の文化博物館構想については、永源寺地区ほど適当な場所はない。非常に生物多様性が高く、そこに1千年を超える人々の営みがある。
単なる博物館ではなく、フィールド全体を博物館にしたい。これは環境政策でもあり、また、心に病を持っている子どもたちが山で遊び、不登校や発達障害などの福祉政策でもあると考えている。
もちろん林業の振興や、獣害対策などへの貢献もある。大学との連携も進めている。理解をしていただきたい。
桜 直美氏
無所属新人(54)
広島市生まれ。夫の会社移転で2012年に東近江市に移住。17年の同市議選で初当選。昨年12月まで2期務めた。
経済活性化
経済を支えるため、物流や人の移動の道路行政を最優先にしたい。
人口減では、出生数が4割減少している。今からモノを消費する、サービスを買う人が減る。今はドラッグストアがいっぱいでき、スーパーもある。しかし、人口が減少して、モノが売れなくなると、あっという間に撤退する。そうなる前に人口を減らさない、維持をしていく、それが経済を支える一番大事なことと思う。
商工会議所、商工会、経済同友会といった企業の皆さんから教えを請いながら経済を回す。
若者が集える中心市街地
中心市街地に住まいをもち、「ここが昔、たくさん人が来る場所だった」と近所の人に聞き、「こうなったらいいな」という話を聞く。
びわこリハビリテーション専門職大学が来ることで、八日市駅前が学生街のようになると期待したが、思ったほど学生さんがいる雰囲気でない。
先日、中学生に「デートはどこへ行くのか」と聞くと、東近江市にはなく、わざわざ、近江八幡や京都、大阪へ行くという。若者がデートをできる所をつくらないといけないと思っている。
(仮称)森の文化博物館など
構想の地の永源寺地区は大変道が険しく、冬は凍結する。市の答弁では学芸員ら4人を常駐させ、施設内の湿度管理(文化財保管の観点から)も必要と聞く。365日エネルギーを使ったりと、文化財などをきちんと保管する場所として私は理解できない。
計画書にもある通り広大なフィールドを博物館と見立て、子どもたちの研修や宿泊といったソフト事業をするのは賛成。
しかし、新築するという1点に関しては、私は凍結を訴えたい。
今井幸雄氏
無所属新人(55)
京都市生まれ。会社員などを経験し、1990年に勤務地の東近江市に移住。98年に八日市駅前にカラオケバーを開業。
経済活性化
家庭をお金でバックアップする。まずは一般消費者がしっかり暮らしを元に戻して、普通に外食ができたり、服を買えたりするようにすると、次に商売人が復活する。復活すると、(自営業の)僕たちもお金を使う。そうすると中小企業も復活し、従業員もベースアップでまたお金を使う。
この繰り返しでないと、もとの経済に戻らないので、まずは暮らしを戻して、普通にお金を使うようにする。
若者が集える中心市街地
20代の若者から話を聞くと、デートをする場所はないと言うが、それ以前にお金がないと言っている。生活をバックアップしないといけない。自分で自分の暮らしを節約して助けるのは、限界に来ている。
今こそ、市が節約の手伝いをする時だと思う。とにかく若者に対しては、せめて、ストレスを発散できる遊び場をつくって、スケボーとか、卓球とか、バスケットボールができる広場をつくる。
(仮称)森の文化博物館など
新しい施設は3年、5年後でも大丈夫。世界で戦争が起きているいま、10年は止まらないと言われている。物価高はこれからもずっと続き、暮らしは崩壊していく。そうなると犯罪は増え、皆さんにも被害が及ぶかもしれない。
食い止めるにはやっぱりお金。真っ先に皆さんの暮らしを守るためにも節約政策をつくりたい。市民はお金という名の貧血状態。皆さんの毎月の目処(生活資金)が増える「輸血」のような政策を訴えたい。









