浅小井町の旧木内墓地に完成 6700人分の納骨室備える
【近江八幡】近江八幡市浅小井町自治会(180戸)が管理する旧木内墓地に誰でも納骨できる納骨堂「安住の里『永遠(とわ)の棲(すみか)』」が完成し、18日、竣工式が行われた。
建設地は、墓地中央部にある「さんまい」と呼ばれる埋葬墓地の敷地(750平方メートル)で、長年、先祖が眠る墓地として管理されてきたが、近年の核家族化による町外移住や少子高齢化等により、各戸の墓地管理が難しくなって区画が荒廃したり、家系が途絶えた無縁墓や墓じまいが進むなど、時代の潮流を背景に次代を見据えた墓地そのものの維持管理のあり方が浮き彫りになっていた。
各世帯が抱える墓地問題の解消と将来への不安を払拭できるよう3年半前、納骨堂整備委員会を立ち上げ、整備計画が進められてきた。
完成した納骨堂は、コンクリート造りで屋根と壁面は石張りの建物で、内部には6700人分の納骨室がある。納骨堂前には100席以上の椅子が並べられる参列席が設けられる屋根付きの参列場、その周辺には玉砂利が敷かれた石庭、僧侶が待機できる建物施設と管理事務棟、トイレ、水屋があり、敷地周囲は玉垣で囲まれている。
佛性寺住職で冨士谷英正・納骨堂整備委員会委員長(77)は「自治会が納骨堂をつくり、管理運営していることは珍しいと思います。まちづくり事業の1つとしてみなさんの協力をいただき完成することができました。納骨堂を業ではなく、故人への感謝と敬いの心が寄り添う信仰の場としての役割を目的に建設し、納骨堂を利用してよかったといわれるような運営にしていきたい」と述べた。
納骨堂は宗派を問わず誰でも申し込みでき、願い寺の仏事が営めるほか、墓苑管理委員会が年4回の追弔法要を行うことにしている。案内と申込みの受付けは墓苑の事務棟で行う。









