対話でのルールメイキングが必要
【守山】 AIG高校生外交官渡米プログラムに滋賀県代表として参加した立命館守山高等学校(守山市三宅町)3年の山田健太郎さんがこのほど県庁で岸本織江副知事を表敬訪問し、高校生外交官として現地で学び、考えた成果を報告した。
同プログラムは、国際社会におけるリーダーとして活躍できる人材の育成を目的とし、AIG損害保険(旧AIU保険会社)が日本での創業40周年を記念して1987年から取り組んでいる「高校生外交官プログラム」の一環。毎年、夏の2週間、高校生外交官として米国に派遣された日本の高校生が現地での交流やディスカッションなどを通じ、様々な知見の幅を広げており、これまで約1600人が参加している。
山田さんは昨年7月にアメリカ・ワシントンに派遣される前の6月、県庁で大杉住子副知事(当時)を表敬訪問し、滋賀の魅力発信や自身が取り組もうとしている学校の校則問題について、「活動を通して学んできたい」と意気込みを語っていた。
今回、副知事室を訪れた山田さんはプログラムで学んだことをまとめたデータを岸本副知事に見せながら報告。アメリカで感じた滋賀県の魅力については「歴史と自然が融合していることを改めて世界に発信するべきだと思った」と述べた。
一方、子どもの権利と学校校則などを見直す「ルールメイキング」について「滋賀県は世界から遅れていると感じた」と述べ、「活動でいろんな国の人と話していく中で、日本には固定概念があると感じた。普段当たり前だと感じていることが本当に正しいのかと考えることが大切で、そのためには対話の仕組みづくりが必要だと感じた。生徒、先生、学校のどれかにかたよって必要なルールではなく、それぞれが必要なルールを対話で作っていかなければならない。県にも問題提起をさせてもらうことが大事だと思った」と語った。
山田さんの報告を聞いた岸本副知事は「これからの国際社会の中で県としてどのように発信していかなければならないか、山田さんが学び、提言されたことを今後の県政にも参考にさせてもらいたい」と期待を語った。






