東近江行政組合消防本部
【東近江】 東近江行政組合消防本部の消防職員意見発表会が24日開催され、本部や管内の八日市、近江八幡、日野、能登川、愛知の各消防署からの若手職員11人が出場し、日頃の業務経験に基づいた提案や抱負を発表した。
発表は1人5分以内で行われ、審査は発表内容のほか、発表力、先見性、発展性の観点から採点した。審査の結果、最優秀は中村龍功さん(日野消防署)、優秀賞は辻井翔さん(八日市消防署)が選ばれた。
最優秀賞に中村龍功さん
優秀賞は辻井 翔さん
この中で最優秀賞の中村さんは「防災の奏者」と題し、消防音楽隊の意義について発表した。中村さんは消防音楽隊に任命された際に、「音楽隊じゃなくても、普段の防火指導や講話で、啓発活動としては十分な効果があるのではないか」と疑問を抱いたことによって、音楽がもたらす脳や心理面への効果について調査したという。そして、生演奏を聴くことによって脳内の神経伝達物質の分泌が促進され、この過程が記憶の定着に貢献するという研究結果があることを知り、「『音楽の力』によって定着した身を守るための記憶が、万が一の時、命を助けるかもしれない」、「単なる業務の一環だったものが、今や火災予防を根付かせる、最も有効な手段だと考えるようになった」と、力強く語った。
優秀賞の辻井さんは「つながろう、消防の輪」で、初任科教育期間中、近隣府県との交流ができる研修の導入を提案した。
背景として、引っ越しや災害派遣を経験した際、円滑にコミュニケーションを取る先輩たちの姿に支えられたことから、そのつながりを生んだ「人脈」の強さを認識したことを紹介し「つながりこそが災害に立ち向かう私たちにとって、どんな資機材よりも強力な武器になる」と自らの実体験を交えて訴えた。








