現職小椋、新人の桜、今井の3氏の戦い
【東近江】 1月26日告示の東近江市長選挙(2月2日投開票)には、4期目をめざす無所属現職の小椋正清氏(73)、いずれも無所属新人で前市議の桜直美氏(54)、飲食店経営の今井幸雄氏(55)の現新3氏が立候補の準備を進めている。
小椋氏は就任以来の基本姿勢として、豊かな自然やスケールメリットを生かすとともに、奥深い歴史文化を磨き上げることで、「強く豊かな東近江」の実現を貫いてきた。
3期12年の実績は、税収増などの財政健全化や地域経済の活性化(企業誘致19社)、医療体制の整備(能登川病院と蒲生医療センターの経営立て直しなど)、東近江あぐりステーションや国営ほ場整備促進などの農業振興、幼保連携の認定こども園の計画的な整備といった子育て環境充実など。
今後の課題としては、名神高速・黒丸スマートインターチェンジなどの広域幹線道路網の整備促進、近江鉄道線の経営安定、文化財の国宝指定、森林の重要性を広く発信する取り組みなどに意欲を示す。
市長選に向けては、昨年9月30日の市議会で出馬を表明。市議会の保守系議員を中心に16人のほか、経済・農業団体が支援に回る。事務所開きは11日、八日市東本町で行われる。
桜氏は、同市が進める(仮称)東近江市森の文化博物館基本計画のうち、拠点施設を木地師やまの子の家(蛭谷町)敷地内に整備する活動拠点計画について「アクセスや運営面から課題が大きい」と疑問視し、「いったん立ち止まって市民の判断を仰ぐ」と述べ、計画の凍結を掲げる。
このほか、保育園や学童保育の整備推進により、「子育て中の母親たちが笑顔になる政策を進めることで、東近江市の働き手・人材確保の安定化と少子化解消を進めたい」と訴えている。
桜氏は2017年に市議会議員に初当選し、昨年12月23日に市長選出馬のため辞職するまで2期務めた。市長選に向けては昨年11月25日に立候補を正式表明。市政報告や意見交換を市内各地で開催している。事務所開きは予定しておらず、東中野町の事務所を拠点とする。
今井氏は、「コロナ禍が明けるものの物価高が市民の生活を苦しめている」「市民が笑顔になるまちを市民と実現したい」と、昨年10月3日に出馬を表明した。以降、動画投稿サイトで訴えを発信している。
主に、託児所や博物館を兼ねた施設「キッズランド」の設置、居場所や交流の場を提供する24時間開放の図書館設置、市の積み立て基金を成人前の市民に授与する「子供笑顔夢未来貯金」の設置などを掲げる。
なお、同市の有権者数は昨年12月2日現在で9万3人。
(高山周治)









