絵本作家・版画家・アニメーション作家 福井さとこさん
【大津】 昨年9月、近江おごとハーブガーデン(大津市雄琴2)の一角に新たな明かりがともった。「スリーピング・ペインター」。絵本作家・版画家・アニメーション作家として活躍している福井さとこさんのアトリエ兼ギャラリーだ。
福井さんは版画の技法を生かし、作品を描く。
福井さんの代表作に“うでのいい庭師のリパ”の絵本シリーズがある。リパは多くの人たちや自然との関わりの中で、笑顔になれる庭を造る。
「スリーピング・ペインター」はリパの物語に登場しそうな場所だ。
福井さんは、同ガーデンのスタッフや自然とのゆっくりとした時間を楽しみ、作品に向き合っている。月に一度の同ガーデンのイベントでは版画のワークショップなども開く。
作中でリパは言う「いい庭には、いろんないきものがすんでいて、おたがいにたすけあっているの」(『リパの庭づくり』のら書店より)。同ガーデンにも新しい循環が生まれ、柔らかな物語が紡がれている。(羽原仁志)
福井さとこ 世界的に著名なスロバキアの版画家ドゥシャン・カーライ氏に直接学ぶ。同国の最も美しい本賞(学生賞)と国立図書館賞を2度ずつ受賞。主な作品に「おるすばんのぼうけん」(JULA出版局)、「カティとつくりかけの家」(ポプラ社)など。











