教育施策やインフラ整備 病院経営立て直しなどの実績
【東近江】 来年1月26日告示の東近江市長選挙(来年2月2日投開票)に向けて、4期目をめざして立候補を表明している現職の小椋正清氏(73)がこのほど、今年度の市政報告会を開き、約350人が参加した。
小椋氏は冒頭で、「市長の役割はオーケストラの指揮者。1人1人の演奏者がしっかり自分のパートを演奏してくれなかったら、よいハーモニーは出来上がらない」と振り返り、官民一体となった市政運営に謝辞を述べた。
この中で主に今年度は、教育施策について不登校になる前に早期対応するため、教室に入りにくい児童・生徒を支援する校内教育支援センターを市内小中学校16校に設置したと報告した。
各学校で教員や支援員が、個人にあわせた学習プログラムに沿って支援するもので、「県内でも先進的な取り組みで、自信をもって義務教育の枠組みでやりたい」と述べた。
インフラ整備では、国道8号バイパスの彦根~東近江間(約24キロ)について、「(4市町の期成同盟会発足から)10年たってようやく彦根から東近江までの法線(ルート)は決まった」とした。
広域幹線道路網の整備は国県との連携、財源確保と用地買収などで長年かかるものの、「誰かがスタートを切らないといけない。自分の目の黒いうちに結果は見えなくてもやるべきと、推進している」と話した。
名神高速道路(仮称)黒丸スマートインターチェンジの整備は、2027年度末の開通をめざして詳細設計と用地測量を進めており、「いよいよ具体的に進んでいる。文化スポーツ、学術の拠点にしたい」と、地域振興への活用に期待した。
また、今年9月に基本計画を策定した(仮称)森の文化博物館計画については、鈴鹿山脈の東近江エリア全体をフィールドに、森里川湖が一つの水系につながる同市の特色や、イヌワシ・クマタカの生息域と人々の暮らしが共存する国内で希少な自然環境を生かし、調査研究や学習・体験、人材育成などを通じて、自然と人が共生するモデルを発信し、持続可能な社会の構築をめざすもので、「第一歩を踏み出そうとしている」と意気込みを語った。2028年度に木地師やまの子の家敷地内に拠点施設が開館する。
このほか、市政報告会には地元の小寺裕雄衆院議員(比例近畿)が小椋氏の実績として能登川病院と蒲生医療センターの経営立て直しを「もっと評価されるべき」と述べた。県選出・出身の国会議員、近隣の市町長も駆けつけた。
なお、市長選は今のところ、現職の小椋氏のほか、市議の桜直美氏(54)、自営業の今井幸雄氏(55)の計3人が名乗りを上げている。







