地域での交流行事に 島コミセンで製作教室
【近江八幡】近江八幡市島町の島コミュニティセンターで8日、親子しめ縄教室が開かれ、迎春準備を楽しんだ。
同市の文化遺産としての松明を次世代に贈る会が、親子が一緒に地元に受け継がれてきた、わら細工の伝統技術の一端をしめ縄づくり体験を通して学び、新年を迎える日本古来の伝統文化に親しんでもらおうと毎年、開いている。
年々、参加者が増え、ことしは1日、8日、15日の各日曜日に開かれ、3回合わせて30組の親子53人が参加を申し込んだ。
2回目の8日には、10組23人が参加。午前9時から同贈る会のしめ縄名人5人を指導者に招いて開かれた教室では、もち米を青田刈りしたしめ縄用の稲わらの扱い方や穂の選び方の説明に耳を傾けながら、しめ縄の出来上がりの太さを考えてわらの量を整え、製作に取りかかった。紐で根元をくくったわら束を2束にわけ、それぞれを両手のひらで摺り合わせながらゆっくり穂先に向かって編み上げていった。
途中、束がねじれずにうまく編み上げられなかったり、不揃いになったりする難関を指導者の手ほどきを受けながら克服。約2時間後には、地元で実った色鮮やかな赤い実をつけたナンテンや松ぼっくりのほか、水引、御幣などを飾り付けて仕上げた。
母親と参加した奥西陽菜さん(島小5年)は「昨年に続いて2回目の参加です。1回目よりよくできたと思います。稲の束をねじり合わせていくところが難しかったけど、できばえは90点ぐらいかな。正月の玄関に飾りたい」と話していた。
指導にあたった同保存会顧問の矢野義男さん(80)は「伝統文化を親しむ場が地域の人々の交流の場になっています。中でも親子で取り組むしめ縄づくりは、次世代に伝統の製作技術と文化を伝えていくうえで大変貴重な経験だと思います」と話した。







