仮称・森の文化博物館基本計画 拠点施設の立地を疑問視
【東近江】 来年1月26日告示の東近江市長選(来年2月2日投開票)に立候補を表明している同市議会議員の桜直美氏(54)=2期=は市政報告会を市内各地で開催している。
11月3日の中野自治会館(東中野町)を皮切りに来年1月にかけて、13回以上予定している。このほど、市内五個荘小幡町で開かれた市政報告会では、約20人が桜氏の報告に聞き入った。
この中で桜氏は、同市が進める(仮称)東近江市森の文化博物館基本計画のうち、拠点施設を木地師やまの子の家(蛭谷町)敷地内に整備する活動拠点計画のあり方を疑問視した。
同市の基本計画によると、「森に学び 共に生きる」を基本理念に、鈴鹿山脈のうち東近江エリアの「鈴鹿の森」全体をフィールドに多様な資源と一体的になった博物館を整備し、森里川湖が一つの水系でつながる同市の特色を生かした調査研究や学習・体験、人材育成などの事業を通じて、自然と人が共生するモデルを発信し、持続可能な社会の構築をめざす。
拠点施設は、調査研究・収集保存・展示公開を担い、既存施設を改修、または新築するとしている。2026年度以降に着工し、28年度の開館となっている。
桜氏は計画の目的・理念には賛同したものの、拠点施設の立地については、対向車とのすれ違いが難しい狭い道路が続くアクセス環境などを指摘し、「バスで行けるところにつくるべき」と述べた。
また、山深い地形のため整備費の上昇、開館後の人件費と光熱費にも懸念を示した。
市政報告会ではこのほか、保育園や学童保育の整備推進など、子育て環境のさらなる向上を語った。
桜氏は先月25日の市長選立候補表明の会見で、「いったん立ち止まって、市民の判断をあおぐ」とし、(仮称)森の文化博物館の活動拠点計画の凍結を訴えている。
なお、市長選への立候補を表明しているのは、今のところ、桜氏のほか、現職の小椋正清氏(73)、自営業で新人の今井幸雄氏(55)の3人。(高山周治)







