小西市長に受賞報告 学校給食用のパン用や商品開発
【近江八幡】11月23日、明治神宮会館(東京)で開催された令和6年度農林水産祭で天皇杯を受賞した近江八幡市野村町の(株)イカリファームの代表取締役・井狩篤士さん(46)と取締役で妻の史子さん(40)が11月28日、市役所を訪れ、小西理長に受賞を報告した。
天皇杯は、昨年1年間の農林水産参加表彰行事(227件)で、農林水産大臣賞を受賞した463点の中から最も優れた実績をおさめた取り組みに贈られるもので、同ファームは、優良経営体表彰を受け、7部門のうち農産・蚕糸部門で天皇杯にノミネートされ、その実績が最も高く評価された。
同ファームは、2008年6月に法人化し、父親から農業を受け継いだ井狩さんが経営。現在、史子さんを含め役員、社員合わせて14人が就農している。
米、大豆、小麦など合わせて約300ヘクタールを耕作。小麦については県内の給食パン製造会社と契約し、10年前からパン用の小麦の生産に切り替え、約120ヘクタールに「ゆめちから」や「ミナミノカオリ」など4品種を栽培し、年間1500トンを出荷。年々増加している。
自社に乾燥調製施設と低温倉庫を備え、栽培、集荷、乾燥、保管、検査、物流、販売までの一環した生産体制を構築し、学校給食のパン用や大手コンビニ店向けの麺の原料として提供。食材に似合った高品質の小麦は高い評価を集め、県内学校給食用パンの原料が県内産の小麦に100%切り替わる原動力となった。
また、妻の史子さんは、女性社員と恊働して自前の小麦粉からパスタや菓子等の加工品の商品開発や農業体験イベントの開催など、経営の多角化により女性の労働環境整備に取り組み、女性が活躍する場の創出に成果を挙げていることが評価された。
猪狩さんは「大変、大きな賞をいただいて、うれしく思います。同時に受賞の責任感を感じます。今後も頑張ろうと改めて思いました」また、史子さんは「地道にやってきたことに評価をいただいてうれしいです」と受賞の喜びを語った。







