パソコンの修理代金 電子カード購入とめる
【近江八幡】近江八幡署は16日、特殊詐欺被害を未然に防止したとしてファミリーマート近江八幡鷹飼町店のアルバイト店員、坂倉有生さん(32)に署長感謝状を贈った。
同署によると、9月3日午前9時40ごろ、市内の高齢男性(78)が来店し、電子マネーカード売り場でどれを買うのか迷っているのを坂倉さんが気づき「何にお使いですか」と尋ねたところ男性は「自宅のパソコンを操作していたところ、突然、警告画面が出て操作できなくなった。連絡先に電話したところ、修理するのに電子マネーカードが必要といわれた」と答えたことから、典型的な特殊詐欺と直感。
男性に店内に掲示してある啓発パンフを見せながら、これは特殊詐欺に間違いないので購入を思いとどまるよう説得するとともに「話しを聞くだけでもいいので警察に連絡します。しばらくお待ちください」と伝え、110番通報した。
男性は、臨場した同署の警察官から説明を受けて電子マネーカードの購入を思いとどまり、被害に遭うことはなかった。また、相手とつながったままの電話は、途中で切れた。その後、警察官が男性の自宅に同行し、パソコンの電源を切ると警報画面が出なくなった。
男性は、連絡した相手から5年保証の修理なら4万円の電子マネーカードが必要といわれ、同店を訪れたという。坂倉さんは「男性は初めて電子マネーカードを買うようすで、相手と電話がつながったままのスマホとメモ書きを手に持っていたので、これは詐欺に間違いと確信しました。過去に怪しいなと思った悔しい経験があり、被害を防ごうと強く思いました」と振り返り、「感謝状をいただけるとは思わなかったので、うれしいです。被害に遭われなくてよかったです。犯人が憎いです」と話した。
青地靖人署長は「坂倉さんには適切な対応をしていただき、被害の未然防止につながりました。その勇気と正義感に感謝します。事件の発生を防いでいただき、本当にありがたく思います」と感謝した。







