近江日野商人館で緊急企画展 23日まで
【日野】 近江日野商人館(同町大窪)で、緊急企画展 「近江日野に残る安政巨大地震の引きがね『伊賀上野地震』の記録」が開かれている。23日まで。
先月8日、日向灘(宮崎県)で最大震度6弱の地震が発生したことを受け、気象庁は初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。
100~150年間隔で繰り返し発生している南海トラフ地震がせまりつつあるという報道のあった今だからこそ、かつて滋賀県(日野町周辺)であった巨大地震被害の記録を振り返る企画展。
会場では、前々回の南海トラフ地震「安政巨大地震」(1854年11月。なお前回の南海トラフ地震は1944年の昭和東南海地震および1946年の昭和南海地震)の前触れと考えられている「伊賀上野地震」(1854年6月)に関する日野地方の具体的記録や、滋賀県を震源とした「姉川大地震」(1904年)の被害記録を展示。
「伊賀上野地震」については「森島永代日記」など地元住民の日記からわかる地震の日時や被害状況、余震の数などの詳細な記録、「姉川大地震」については地震の概要と実際の被害がわかる10枚の絵はがき(現場を撮影した白黒写真を絵はがきにしたもの)を掲示している。
満田良順館長は「この地域の地震にまつわる資料を展示することで、決して滋賀県も無関係ではないのだということを伝えたい思いで緊急企画展を行った。姉川大地震の被害状況を映した絵はがきは、当時の大きな被害を克明に訴えている。天災は忘れたころにやってくる。日ごろから備えるためにも、災害を表す記録が日野町に残されているということを知ってもらいたい」と話していた。
開館時間は午前9時~午後4時。月、火曜休館。入館料大人300円、中学生以下120円。問い合わせは同館(TEL0748―52―0007)へ。








