企画展示「湖底探検II―水中の草原を追う―」琵琶湖博物館
【草津】 県立琵琶湖博物館(草津市下物町)では11月24日まで企画展示室で「第32回企画展示 湖底探検II―水中の草原を追う―」を県琵琶湖保全再生課と県琵琶湖科学研究センターの共催で開催している。
同企画展は同博物館の研究の成果を発信する機会として、毎年1回、テーマを定めて実施している。知られざる琵琶湖底の環境を取り上げるのは2010年の第18回企画展以来の2回目となる。前回は光の届かない湖底に生息する動物を中心に紹介したが、今回は湖底の植物にスポットを当てる。
同博物館によると「琵琶湖は水草の宝庫」。それも同種や異なる種類の水草が集まり、背の低い草むらや背が高く密生した大群落まで、様々な様相の草原を形成している。それらは、生き物や琵琶湖の循環に欠かせない一方、近年は南湖での大繁茂により県民の生活に影響を及ぼしていることが社会問題となっている。
同展では、琵琶湖底に広がる草原を動画やパネルなどで紹介する。また、長年データをとってきた琵琶湖の水草の広がりの様子や、県が取り組んでいる水草をたい肥化する試み、水草を資源として活用し、そのための道具も発達してきた県の歴史なども取り上げる。
同企画展開催にあたりオープニング式典が開かれ、亀田佳代子館長と岸本織江副知事がテープカットで開催を祝った。
式典であいさつした亀田館長は「多くの人に水草と人との関わりを通して未来の琵琶湖へ関わっていく思いを感じてもらえれば」と期待を語った。
また、就任後、同式典が初の庁舎外公務となった岸本副知事は「長年の調査研究の成果が社会課題の解決に貢献する企画展だ」と述べ、式典後、担当学芸員の説明を受けながら展示をゆっくりと見て回った。
同展の観覧料金は大人300円、高大生240円、小中生150円。別途、入館料として大人800円、高大生450円が必要。同館の開館時間は午前9時30分~午後5時(最終入館午後4時まで)。期間中の休館日は7月29日、8月26日、9月2~6日、9日、30日、10月7日、21日、28日、11月11日、18日。
また、同企画展示と連動したトピック展示として水族展示室で琵琶湖やその周辺で見られる水草約15種を生体展示し、普段見ることのできない水草の様子を観察できる「水草展~水中の草原を追う~」を9月1日まで開催している。こちらは入館料(常設展示観覧料)で観覧することができる。







