国政刻刻 「街の書店が減少しています」
書店が減少しています。20年前には全国で2万店以上もあったものが、今年3月の最新データではついに8千店を割り込んでしまいました。この1年間に限っても6百店以上閉店しています。全国の自治体で街に書店がない割合は約28%、1店舗しかないところまで含めると約半数近くの自治体には書店がありません。ではなぜ書店はこれほどまでに減少してしまったのでしょうか。その原因は多岐にわたりますが、スマホの普及により週刊誌やコミック類の販売数が減少したこと、インターネット書店の利用拡大などがあげられます。
必要な情報はスマホやネットで検索できるから、ほしい書籍はネットで注文すれば翌日には自宅に届くからといったような理由で地域の書店がなくなってしまってよいのでしょうか。必要な情報はスマホやネットから得られても、豊かな教養というものは読書によってこそ高められるのではないでしょうか。空いた時間に書店で棚を見てまわり、何気なく手に取った一冊との偶然の出会いが結果的に自分の人生に大きな影響を与えることになる、そうした未知との遭遇が書店に足を運ぶ最大の醍醐味です。全国で多くの自治体が0歳児健診のときに母子に絵本を贈るブックスタート事業を行なっています。この事業がこれほど広まっているのも絵本が赤ちゃんに笑顔と幸せを与えること、赤ちゃんの健やかな成長につながることが証明されているからです。子どもの周りに書店がないことは、文化との出会いの機会を奪うことです。
私が事務局を務める書店を応援する議員連盟の幹事長でもある斉藤経産大臣の指示のもと経産省内に専門組織が立ち上げられ、関係する省庁と連携して様々な支援策の検討が進められています。かつて書店を経営していた唯一の国会議員として、日本の文化を守るためにも精一杯頑張ってまいります。






