地元ガイドが比叡山ハンドブック出版
【大津】 大津市坂本地域のボランティアガイドで活動する花咲てるみさんと小野寺眞見さんの2人が延暦寺一山求法寺の武覚超住職の監修の下、地元ならではの目線で比叡山を紹介する書籍「比叡山延暦寺の神さま仏様 地元ガイドが作った参拝ハンドブック」(サンライズ刊)を出版した。花咲さんと小野寺さんは「この本を手に神仏の山へ参拝してほしい」と期待している。
比叡山は785年、最澄が開山し、日本仏教の母山となったことで知られているが、それ以前にも古事記に記される神さまにまつわる伝説が伝わるなど、「神の坐(いま)す山」として信仰を集めていた歴史がある。
地元の「比叡山坂本観光ボランティアガイドの会・石積み」の会員として活動している花咲さんが「比叡山と神さまのこと、歴史上、多くの人が修業の地に選んだことなどはあまり知られていない。山全体のこと、比叡山の神さま仏さまのことをを多くの人に知ってほしい」と考え、約2年かけて同書を完成させた。
同書は、花咲さんは文章とイラストを執筆し、同会会員の小野寺さんが編集・制作にあたった。「読みやすく、見やすく、分かりやすく」をコンセプトに制作され、大きめの文字にふりがなをふんだんに用いているほか、230枚を超える写真、花咲さんが描いた柔らかな雰囲気のイラスト70枚以上も掲載している。
また、制作にあたり、武住職が監修を務めたほか、延暦寺と日吉大社も写真提供などで協力しており、法華総寺院東塔など、ふだんは非公開となっている建物の内部写真も掲載している。
内容は「最長と比叡」「東塔エリア」「無動寺谷エリア」「西塔エリア」「横川エリア」「時代をつなぐ山」6章から構成し、延暦寺の全容を丁寧に紹介している。
県庁で開いた出版記者会見で小野寺さんは「比叡山には知られていないお堂や石仏がたくさんある。それらを分かりやすく紹介しています」と述べ、花咲さんは「この本が私の一隅を照らしつつ、地元活性化の一助になれば」と期待を語った。
同書はA5判、136ページ。オールカラー。2420円。全国の主要書店やインターネット書店のほか、延暦寺境内売店などで発売中。問い合わせはサンライズ出版(TEL0749―22―0627)へ。







