県立文化産業交流会館が来年度事業発表
【米原】 県北部の芸術文化の発信拠点として多彩な事業を展開している県立文化産業交流会館(米原市下多良2)がこのほど、来年度自主事業のラインナップを発表した。
同館では、来年度事業概要について、「湖北地方の豊かな自然や歴史、文化のもとで、引き続き多様な分野との連携に努め、施設の機能を生かした魅力ある舞台芸術を幅広い世代に提供する」とし、目標に▽古典芸能を次世代に▽子ども・青少年の健全な育成のために▽新進アーティストの飛躍のために▽文化芸術による共生社会実現のために▽(県立芸術劇場びわ湖ホールと)2館の連携による相乗効果▽施設の特性を生かした多様な舞台芸術を恒常的に▽産業分野との連携――の7点を掲げた。
さらに、来年度 は“北の近江”を盛り上げる次の3つの事業に注力する。
(1)「長栄座」=毎年夏にイベントホール内に芝居小屋を再現して開催する同館の「長栄座」公演は今年で14年目を迎える。開設当初から外部専門家を招き、「長栄座」でしか見ることのできない古典芸能の自主制作公演を実施してきた。来年度からは昨年10月に同館舞台芸術アドバイザーに就任した小林昌廣・情報芸術大学大学院教授のもと、湖北地域の資源を生かし「湖北百景」と題して3年がかりの古典芸能公演を作り上げていく。初回は7月27日、28日に「風雅の竹生島」をテーマに開催される予定。
(2)「北にきゃんせ音楽会」=県の「北の近江振興プロジェクト」と連動し、9月に同館所属の邦楽集団「しゅはり」の演奏を通し、地元や県外に伝統芸能の魅力を発信する。
(3)「『シエナ☆セブン』クリニック&コンサート」=昨年12月に連携協定を締結した日本を代表する吹奏楽団「シエナ・ウインド・オーケスラ」のメンバーら7人が、6月、県北部地域の中高生にプロの演奏を間近に披露し、楽器の扱い方を指導する。
その他、県ゆかりの一流アーティストのリサイタルや和楽器を中心とした子供向けの邦楽ワークショップなど人気事業も継続して実施する。
竹村憲男館長は「誰でも身近に文化芸術に親しんでもらえるラインナップに務めた。多くの人に足を運んでもらい、文化の力で北部地域を盛り上げていきたい」と語る。
今後のイベント情報などは同館ホームページ(https://www.s-bunsan.jp/)も参照すること。問い合わせは同館(TEL0749―52―5111)へ。






