県内初の協定締結 近江八幡市と運営会社
【近江八幡】近江八幡市は4日、同市西庄町の大型スーパー・バロー近江八幡店駐車場にある災害対応型コインランドリー「ブルースカイランドリー」を運営している(株)ジーアイビー、金田学区まちづくり協議会の3者間で「災害時における防災資機材等の提供に関する協定」を締結した。
同社が設置している災害対応型コインランドリーには、洗濯後の衣類の乾燥に使われているLPガスが利用できるガス発電器やガスコンロ、炊き出し用の煮釜を備えた「災害キット格納庫」が併設されている。協定では、これらの資機材を地震、風水害など災害時に市民に提供するもので、実際の活用は同まちづくり協議会が行う。
同社は2019年9月、台風15号で広範囲に停電災害に見舞われた千葉県内で、停電を免れたコインランドリーに大勢の人々が訪れたことをきっかけに、社内で協議を重ねガスを利用した災害型コインランドリーを考案。翌年1月には栃木県宇都宮市に第1号を設置して取り組みを進め、現在では全国267店舗のうち149店舗に災害型を導入。地元自治体との協定は今回で50店舗目で、県内では初めて。
ランドリーのガスタンクには、3日分のLPガスが貯蓄されており、炊き出しやガス発電器による簡易家電の利用、スマートフォンの充電も可能で、ガス栓の接続セットやキーボックスなども備えられている。
締結式には、小西理市長、同社に代わり協定締結を代行している(株)ビーエスエルの野田孝志代表取締役社長、東山孝三郎・同まちづくり協議会会長が出席し、協定書を交わした。
締結式で小西市長は「災害に備えることは、我々自治体にとっては重要な責務で、災害発生時に市民の生活をどのように維持していくかは、大きな課題です。災害の備えは重層的に行うことがなによりも大切です。そうした中で今回締結していただいたことは、地域のみなさんにとって大変心強いことです」と感謝した。
野田社長は「締結を機に、地域の皆さまの防災の一助となれることをうれしく思います。資機材が使われないことにこしたことはありませんが、使える備えも大切です。締結をスタートして地域防災に協力していきたい」と話した。
東山会長は「8月には防災訓練を計画しており、学区民がいつでも使えるよう、訓練を通じて準備していきたい」と期待を寄せた。








