24日には専門家の講演会
【多賀】 滋賀県多賀町で発掘された約180万年前のワニの歯の化石など、日本各地で見つかったワニの化石約271点を一堂に展示した企画展「多賀のワニ化石とその仲間たち」が、多賀町立博物館(犬上郡多賀町四手)で開かれている。
多賀町四手に分布する古琵琶湖層群蒲生層と呼ばれる約180万万年前の地層からは、1993年にアケボノゾウの化石が発見(2022年に国の天然記念物に登録)されたりと、さまざまな生き物が生息していたことを証明する古代の化石が多く発掘されている。そして、2010年の化石発掘体験に参加した一人の少女がワニの歯の化石を発見したのを機に、立て続けにワニの化石が見つかり大きな話題を呼んだ。
そんな当時の水辺世界で生体ピラミッドの最上位に君臨していたワニに焦点を当てた企画展で、館内にはこれまで同町で発見された実物のワニの歯の化石5点をはじめ、琵琶湖の起源とされるかつての湖があった三重県伊賀市にある約360万年前の地層で見つかったワニの化石を一堂に紹介。
そのほかにも静岡県浜松市の採石場でほぼ全身の姿で発掘された貴重なヤゲワニの化石(本物)や、大阪府豊中市の大学構内で見つかった体長7メートルにもなる大型のマチカニワニの化石(複製)なども展示し、化石の年代や発掘場所の分布を照らし合わせながら古代のワニの生態に迫っている。
展示は4月7日まで。観覧無料(常設展示は入館料16歳以上250円)。
なお、3月24日には、企画展に合わせた専門家による講演会「多賀のワニ化石の謎・謎・謎!」(午前10時半~正午)と、座談会「ワニもゾウもいた180万年前の多賀町の自然を考える」(午後2時~4時)が開かれる。参加無料。各回定員50人(申込先着順)。
申し込みと問い合わせは、多賀町立博物館(TEL0749―48―2077)へ。








