別室登校の児童生徒の学習支援で校内教育支援センター16校に設置
【東近江】 東近江市は、不登校児童生徒に関連した新年度からの新規事業として、▽民間フリースクールに通う児童生徒を支援する補助(300万円)、▽別室登校の児童生徒を受け入れて学習支援や相談に応じる校内教育支援センター設置運営(5800万円)―を新年度一般会計当初予算案に盛り込み、3月市議会(2月26日~3月25日)に提出している。
このうち民間フリースクールに通う児童生徒の補助は、授業料や交通費の負担を軽減するもので、すでに実施している近江八幡市(月2~4万円)などの県内市町を参考に検討している。施行日は4月1日としている。
民間フリースクール利用者の支援のあり方をめぐっては、昨年10月、小椋正清市長が制度設計や支援の枠組みを国や県に求める発言をし、全国的に議論を呼んだ。
県はこれを受けて、民間フリースクールに通う保護者から実態調査をしたうえで月5千円を支給するプランを新年度から始める方針を決定。同市はこれで一定の枠組みができたとみて、フリースクール利用者の補助を決めた。
小椋市長は、「フリースクールを否定するものでなく、制度設計をしっかりして、一定の基準を設けて、利用する児童生徒の保護者の支援は必要」(2月21日、定例会見)と述べている。
一方、教室に入れずに別室登校する児童生徒の支援も手厚くする。校内教育支援センターは、校内の空き教室に設置し、個々に応じた学習支援や悩みごとや成長に関する相談体制を充実させて支援することで、教室復帰や社会的自立をめざす。
設置予定校は、小学校9校、中学校7校の計16校。学習支援する教員免許をもつ不登校コーディーネーターと、相談に応じる校内教育支援員の2人が常駐する。
なお、同市教育委員会によると、市内の不当児童生徒は2018年度から、毎年10人~50数人で増加し続けており、2022年度で311人。このうち約50人が市内3カ所に設置している公的フリースクールを利用し、10数人が民間フリースクールを利用している。







