温暖化の影響は多大 新品種「きらみずき」に期待
【東近江】 水稲栽培の振興と研さんを図る「水田農業振興フォーラム」(近江米振興協会主催)がこのほど、五個荘コミュニティセンターで開かれた。
水田の効率的な活用と安定した米の生産を進め、農業所得の向上を目指したもので、会場には農業関係者ら約250人が参加。講演では、今後予想される気候変動に対応した水稲栽培や、昨年から生産されている近江米の新品種「きらみずき」の推進や販売状況などが伝えられた。
近江米振興協会によると、近年の温暖化現象により、一等米比率の低迷など米の品質や生産量に大きく影響している現状が続いているという。猛暑対策のポイントとして、品種に合った土壌施肥管理や、高温に優れた品種「みずかがみ」などの活用などが挙げられ、米の品質に直接影響する土壌作りの大切さを強調した。
また、高温耐性のある品種の一つでもある「きらみずき」の今後の栽培や生産状況についても理解を深めた。大粒ですっきりしたみずみずしい甘さが特徴のきらみずきは、『こだわる人が選ぶ「おいしさ」と「やさしさ」』をコンセプトに、おいしさに加え、化学肥料や化学合成農薬を使用しない栽培・オーガニック栽培による付加価値で、全国へのブランド化を目指している。
推進する県によると、作付け初年で生産状況にばらつきがあるとしたうえで、滋賀コシヒカリ以上の品質と食味が数値で確認され、今後は堆肥や害虫などの対策を課題に挙げた。
また、「みずかがみ」と「環境こだわりコシヒカリ」の近江米食味コンクールの表彰式も行われた。2品種合わせて200点の出品があり、最優秀賞となる知事賞には、みずかがみ部門に喜多利高さん(多賀町)、環境こだわりコシヒカリ部門に池田佳一郎さん(東近江市)が選ばれた。







