南部地区まちづくり協議会
【東近江】 南部地区まちづくり協議会は10日、地域住民に防災意識を高めてもらおうと、地震発生を想定して、ゲーム感覚で災害のイメージトレーニングができる災害図上訓練「DIG(ディグ)」を南部コミュニティセンター(東近江市沖野2)で実施し、自治会長や防災委員らの35人が参加した。
ゲーム感覚で地域・人を知る
鈴鹿西縁断層帯地震、震度6強
訓練の冒頭で、講師の東近江市福祉政策課インクルージョン・マネージャー中村準一さんが、能登半島地震の被災地で2月6日~9日に行ったボランティア活動について報告。
倒壊した家屋は旧耐震の木造が多く、公的支援も道路の寸断や山がちな地形に阻まれ、当初は自衛隊がリュックを背負って徒歩で向かう有り様だったという。
このような状況を受けて中村さんは、発災直後は公助(公的支援)に頼るのは難しく、自助・共助で地域住民が支え合い、物資(3日分)の配給と防災拠点づくりに取り組む必要性があると指摘し、「他人ごとでなく、我がこととして、リスクをチェックして考えてほしい」と訴えた。
続いて、同市で最も大きな被害をもたらす鈴鹿西縁断層帯で地震が発生し、耐震性の低い木造家屋は傾いたり、倒れるものが多くなる震度6強の揺れがあったと想定して災害図上訓練を行った。
参加者は災害時避難所ごとに分かれ、地図を囲みながら、自治会のエリアを確認したあと、自宅や指定避難所、防災に役立つ場所などにシールを貼ったり、主要道路や消防車の入れない狭い道路、広場をマジックで色分けすることで、南部地区の地域性を確認するとともに、意見を出し合ってコミュニケーションを深めた。
担当の同地区まち協のくらし安心部の北川憲司さんは、「DIGを通じて地域と人を知る実践的な訓練をしてもらった。きょうの取り組みをきっかけに、災害に強い地域づくりのネットワーク作りをしてほしい」と話していた。







