【彦根】 出征先で亡くなった人の遺留品を遺族の元へ返す「戦争遺留品返還式」がこのほどアヤハレークサイドホテル(大津市におの浜3)で催され、犬上郡亀山村(現・彦根市楡町)から出征し、フィリピンで亡くなった岸田長次郎さんが身に着けていたたすきと千人針が古里の親族の元へ戻った。
戦時中、出征兵士の遺留品は他国の兵士によって戦利品として持ち帰られることがあり、県遺族会(同市におの浜4、今堀治夫会長)では、国やアメリカの団体「オボン・ソサエティ」らと連携し、それらを古里に戻す取り組みを継続している。県へ戻ってきた遺留品は今回で20例目。
三日月大造知事家から長次郎さんの遺留品を受け取った弟の岸田五典さんは「兄たちがいて今の自分たちがいることを実感した。まずは実家の仏前に供えてとむらいたい」と述べた。







