教林坊(近江八幡市安土町石寺)
観音正寺にあったとされる十坊のうち唯一現在まで残された坊で、繖山の山すそに建つ。縁起によれば、ここに来た聖徳太子が大岩に観音菩薩を感得し、自ら観音を刻み岩窟中に安置した。これを赤川観音といい、安産、子宝成就の観音様として信仰される。また、太子が大岩の上でお説教をしたところ、動物や鬼らまでこれを聞き入ったといい、説法岩として残る。庭園は小堀遠州が手がけたと伝わり、亀石や鶴石、蛙を象ったとされる景石があり、これらの動物が太子のの説教に聞き入る様が表現されているとされる。岩窟の前に本堂があり、十一面観音が本尊として祀られている。参道や境内には紅葉の古木が多く、秋には多くの人たちが訪れる。








