びわリハ大 発! 近江商人の気概で地域の発展に尽くす
私は、近江商人の三大発祥の地のひとつである「日野商人」の末裔になります。実際、私の父は日野から大阪の呉服問屋のお店(たな)に丁稚奉公し、いわゆる「のれん分け」の後、大阪で呉服屋をしておりましたが、先の大戦で店をたたみ故郷の日野町に疎開し地元の製薬会社に勤務しておりました。私の同級生も、土地柄から殆どの同級生が縁故で全国の近江商人関連の商社等に就職するのが普通でした。しかし私自身はこのような特殊な環境の地域で育ったのですが、故郷を飛び出し、大学は静岡で過し、通商産業省(現在の経済産業省)の国家公務員の研究者となり、東京、関西(尼崎市)、つくば市、犬山市、千葉市、池田市、茨木市と全国を駆け巡り、産業技術総合研究所の頃に物理学の専門から医工学分野の研究者へと転身してきました。この中で高齢化した我が国にとって、人間の健康科学や脳科学、医工学分野の必要性・重要性を感じてきました。その後千葉大学大学院工学研究科から藍野大学臨床工学科へと移り、ついに2年前に故郷の滋賀県に戻って来たという次第です。このように近江商人の「栄光と没落」とを身に染みて体験して来た者として、東近江市のびわこリハビリテーション専門職大学で教鞭を取ることとなり、本当に生き甲斐を感じている状況です。
本学の学生の授業でも近江商人の気概を少しでも伝えたいと考え、学生達に「近江商人の家訓から学ぶ」話などもしております。今日の我が国において、近江商人の気概を若い人に引き継いでもらい、医療職の専門家として滋賀県のリハビリテーション分野で活躍し、地域の発展に寄与してくれる人材の育成を目指して、日々医工学に関する基礎科目の教育に取り組んでおります。
リハビリテーションの専門職はこれからの我が国にとって益々重要な分野となるため、この地域を活性化させ発展させていくため、微力ながら力を尽くしていきたいと思っています。
びわこリハビリテーション専門職大学
東近江市北坂町967 TEL0749―46―2311






