国政刻刻 現地視察を終えて
自民党畜産・酪農対策委員会の事務局長として、先月末には熊本と佐賀へ、先週末には北海道の道東(釧路・十勝・オホーツク)で開催された地元関係者との意見交換会に行ってまいりました。目的は厳しい経営環境におかれている畜産・酪農の現場を見せていただき、支援策についてご意見をいただくことでした。畜産が主体の九州では、牛のエサとなる配合飼料(大豆やコーンなどを混ぜたもの)と粗飼料(牧草など)の急激な高騰に対する支援を求められました。また酪農が主体の北海道では3会場で意見交換を行いましたが、飼料高騰対策に加えて毎年政府が決定する補給金と調整金の単価引き上げがなければ、全国の生乳の半分を生産する北海道の酪農は廃業の危機にあるとの強い言葉をすべての会場からいただきました。
新型コロナの影響もあり昨年末にも牛乳が余っている趣旨の寄稿文を書かせていただきましたが、今年の状況はそれどころではありません。価格が低迷しているにも関わらず、ウクライナ情勢や円安の影響により燃料・電気・肥料・飼料・資材等すべてのコストが上昇しています。そのため価格転嫁が容易ではない生産者は、自ら身を切る生産抑制(乳牛の殺処分)を実施して、減産と需給調整に取り組んでおられます。滋賀県でも39軒の酪農家のうちすでに7軒が廃業されました。全国でも廃業が相次いでいます。近く来年の乳業メーカーとの取引価格が決まりますが、この1週間の調整が酪農の未来を左右するといっても過言ではありません。
学校が休みに入るこの時期から春先までが牛乳の需要が一番落ち込む時期です。私自身は毎日コップ1杯の牛乳を飲むよう心がけています。寒い時期にはシチューもあります。乳飲料や乳製品、洋菓子やクッキーを食べるなど、酪農家を助けるために少しでもご協力いただければ幸いです。






