びわこ学院大・短大 発! 東近江の健康スポーツ科学研究拠点へ
「スポーツが健康づくりに対して有益である」。このことは既に周知の事実となっています。
身体をよく動かし体力を高く保つことが、例えば糖尿病などの生活習慣病や心疾患・脳血管疾患の発症予防・重症化予防に貢献し、これらに伴う死亡率を低下させるためです。
しかし、どのようなしくみで体力が向上するのか、年齢や体力が異なる人々に対してどのような運動をどの程度実施すれば疾患の予防効果が最も高いのか等、解決すべき問題が山積していることも事実です。
現在、生活環境の整った県内はスポーツを実施する人も多く、平均寿命・健康寿命共に国内トップクラスではありますが、科学技術の進歩による不活動化に社会の高齢化も相まって、不活動化・低体力化は全国的に進行することが予想されます。このため健康スポーツ科学の研究推進は、未来の地域社会における健康長寿を達成し地域生活を豊かにする上で喫緊の課題となっています。
私は筋肉中の酸素濃度から健康に関連する体力が改善するしくみについて研究を進めています。これまでに子どもからスポーツ選手、さらには疾患保有者まで幅広い方の筋肉を調べてきましたが、体力が低い人ほど筋肉にて酸素をうまく利用できず、酸素利用能力を改善させることが効果的に体力向上につながることを確認しました。この知見は運動の効率化や筋肉の循環・代謝の視点から健康度を評価することに役立ちます。
私は今年4月に本学に着任したばかりですが、東近江から日本全国、更には世界へと健康スポーツ科学の研究成果を発信する一方で、地域の健康増進にも貢献していけるような研究拠点を目指したいと考えています。
また、問題を発見し解決するという研究プロセスは、将来の地域社会を豊かにする営みに他なりません。本学は教員養成系の小さな大学ではありますが、本学学生にも健康スポーツ科学研究を通じて将来の地域を支える人材へと大きく成長していただきたいと考えています。
びわこ学院大学・短期大学部
東近江市布施町29






