【全県】 任期満了に伴う県知事選挙(10日投開票)の日程も残りわずか。現新一騎打ちとなった今回、立候補している無所属現職の三日月大造候補(51)=2期=と共産新人の小西喜代次候補(72)は県内各地を巡り、ラストスパートに熱を込める。(羽原仁志)
三日月陣営「動画活用で支持層拡大」
小 西陣営「県政の問題点明らかに」
三日月候補は、「現職として普段の公務では訪ねる機会の少ない地域でも話を聞きたい」と住民5人の集落に街宣車を走らせるなど、県内をできる限り隅々まで回る。街頭では「ひとの健康」「社会・経済の健康」「自然の健康」とそれらを支える「ひとづくり」「基盤づくり」の「コロナに負けず、みんなで作ろう!健康しが」5本柱を訴え、「どこかの誰かのためではなく、みなさんのための知事になりたい」と支援を呼びかける。
また、政策の重点項目の一つ「“魅力ある公園”づくり」に関連し、各地の公園でも街宣、児童や子育て世代、観光客らと積極的に交流している。
さらに、今回は感染症対策などを考慮し、夜の個人演説会を封印。代わりに動画サイトユーチューブで連日の街宣活動ダイジェストや政策の分かりやすい解説、様々な世代、立場の人との対談などを配信している。陣営では、「以前の個人演説会は支援する県議や市議が各後援会の関係者らに声をかけていたが、配信ではこれまでとは異なる層が視聴している印象。効果的に支持層を広げているのではないか」と見ている。
小西陣営では「今回の選挙戦で県政の問題点がより明確になった」と分析。特に税金の使い方として、545億円かかる国スポ費用や県立3病院の民営化方針などを「無駄遣いが過ぎる」とし、また、集め方として、交通税の導入、国保料全県統一化による値上げの可能性を「間違っている」と批判する。
小西候補は、政策で▽中学校卒業までの医療費無料化▽学校給食費の無償化▽加齢に伴う難聴や補聴器購入に補助▽原発廃炉・再生可能エネルギーへの転換▽大戸川ダム中止と簡素な国スポに―の「5つの願いの実現」と「2つのストップ」として▽交通税の導入▽県立3病院民営化を止めることを掲げる。
街宣活動では、住宅地の路地などにも街宣車を回し、かなり高い頻度でスポット演説を繰り返し実施。要所ごとでは夜に個人演説会を開き、地域住民らに「県知事は国政の間違いから県民を守る防波堤の役目を果たさなければならないが、現県政は国政の言いなり」と述べ、「国の悪政にモノが言え、県民の願いをかなえる知事になる。知事が代われば暮らしが良くなる」と熱く語っている。








