GI「滋賀」(清酒)指定記念発表会
【全県】 4月に県内の酒蔵で造られる清酒が国税庁長官から「酒類の地理的表示(GI)『滋賀』(清酒)」の指定を受けたことを記念し、今月14日、大阪国税局が指定記念お披露目のイベントをびわ湖大津プリンスホテル(大津市におの浜4)で開いた。
「GI」制度とは、酒類や農産品において、品質、社会的評価などある特定の産地ならではの特性が確立されている場合に申請することで国税庁が指定し、その指定の対象商品だけがその産地名を独占的に名乗ることができる制度のこと。県産品で同指定を受けるのは、近江牛、伊吹そばに続いて3例目となる。
酒類GIの指定は、産地側からすると、地域ブランドの確立・他の酒類との差別化が期待でき、消費者にとっては、一定の品質が確保されていることによる信頼性の向上という効果が期待され、酒の地域ブランド化、国内外における認知度の向上を推進する上で極めて有効なツールとなっている。GI「滋賀」(清酒)は、酒類のGI指定としては全国で23例目、清酒の個別産地としては12例目、府県単位の清酒では関西2府4県で初指定となった。
県内の清酒は、総じて米由来のふくよかな甘みとうま味を有し、甘み、うま味、酸味、香りのバランスのとれた飲み飽きのしない味わいで知られている。その中でもGI「滋賀」(清酒)の特徴は、原材料に県産米、県内で採取された水を使用し、他の地域のGI清酒にはない純米酒に限定した規定で、県内から22蔵29銘柄の清酒が指定を受けた。
イベントには酒造関係者や県職員、流通・飲食・旅館関係者など約90人が出席。冒頭、大阪国税局の吉井浩局長が「滋賀県は山紫水明の地。指定を機に滋賀県の魅力が国内外に発信されることを強く期待する」とし、「大阪国税局としても、GI『滋賀』(清酒)の認知度向上、ブランド力向上を図るため、県をはじめとする関係機関と連携しながら、GI『滋賀』(清酒)管理機関である滋賀県酒造業協同組合の取り組みについてしっかりとサポートしていきたい」とあいさつした。
続いて、県ふるさと観光大使の西川貴教さんからのお祝いのビデオメッセージの紹介やかつて県内にあった日本発酵機構余呉研究所所長を務めていた小泉武夫・東京農業大学名誉教授の基調講演、関係者らによる鏡割り、俳優の三田村邦彦さんとタレントの吉川亜樹さんをゲストに招いた県内の清酒のテイスティングなどが行われ、来場者全員がGI「滋賀」(清酒)の魅力を再確認した。
滋賀県酒造業協同組合の喜多良道理事長(喜多酒造)は「これからGI『滋賀』(清酒)を一つの戦略商品とし、滋賀の地酒のブランド化、需要の拡大に向けて頑張っていきたい」と意気込みを述べた。








