現職・三日月大造氏にインタビュー コロナ禍で揺らいだ「健康しが」にどう向き合うか
【全県】 任期満了に伴う滋賀県知事選挙(22日告示、7月10日投開票)が迫っている。本紙では、3選に向け立候補する意向を表明している現職2期目の三日月大造氏(51)に対し、これまで滋賀県政にどのように向き合い、これからどのような滋賀県にしたいと考えているのかを独自にインタビューした。(羽原仁志)
―3選を決意した理由は。
三日月 知事に就任以来標榜してきた「一緒にやりましょう」や「健康しが」などがコロナ禍で大きく変更を余儀なくされ、特に、人と人のつながりが作りにくくなったと感じる。引き続き「健康しが」の取り組みを感染症に負けずにみんなで作っていかなければならないと考えたからだ。
―県政2期で評価できる点と課題は。
三日月 2期目は、県立高専設置検討や幻の安土城復元、やまの健康などを打ち出せた。継続している課題はまずコロナ対策だ。揺らいだ「社会の健康」を受け止め、出生率の低下や子どもたちへの影響などを克服していきたい。また、飲食、観光などダメージを受けた企業を「シガリズム」で滋賀県らしく回復させていきたい。DX(デジタルトランスフォーメーション)やCO2ネットゼロなどは課題でもあり、今後への可能性でもある。率先して取り組んでいきたい。
―今、県政に求められている姿とは。
三日月 分け隔てなく誰でも寄り添ってもらえる政治だと感じられる信頼が必要だ。知事はできる限り目を配らなければならない。
―今回の政策集でもっとも伝えたい点は。
三日月 キーメッセージは「コロナにまけず みんなでつくろう!健康しが」だ。「ひとの健康」「社会・経済の健康」「自然の健康」とそれを作るための「ひとづくり」と「基盤づくり」に重点を置いた。
―交通税の意義は。
三日月 民営の公共交通維持のためだけでなく、自分たちの暮らす地域をどのようにしたいかというビジョンを実現するための提言でもある。駅から集落への移動、沿線地域のあり方などを考える選択肢の一つになる。
―原発はどうあるべきか。
三日月 「脱炭素社会」と「原発に依存しない社会」は両立させることが大切なテーマだ。そのためには原発に安全性と持続可能性が担保されなければならないが、それが不十分な点もあり、長期的にみて完全に依存することは難しいと思う。
―3期目を担うとなった場合、どんな滋賀県にしたいか。
三日月 みんなが夢を持って、チャレンジできるとか、自然や産業、文化、シガリズムなど、良いところをみんなが見出して、磨いて「私も頑張ってみよう」と思える滋賀県にしたい。選挙戦では県内の日々の暮らしにより目を向けて回りたい。








