「木を植え、育て、伐って活用し、また植える」令和の植樹祭
【全県】 甲賀市甲賀町大久保の鹿深夢の森を主会場に5日、公益社団法人国土緑化推進機構と県が主催する「第72回全国植樹祭」が県内各地で催された。県で植樹祭が開催されるのは47年ぶり。記念式典では、天皇皇后両陛下がWEBを介してご臨席される中、大会テーマの「木を植えよう びわ湖も緑のしずくから」を全国に向けて発信した。
植樹祭当日、主会場には県内各地域の観光協会や各産業団体らがブースを展開し、活動を招待客らにPRした。
記念式典では、琵琶湖と水源の森をイメージし県産材で建てられたお野立所に設置された大型モニターから天皇陛下が滋賀県が古くから受け継いできた森林資源を循環させる取り組みについて「今もなお、多くの人々の協力と活動により森林づくりが行われていることを喜ばしく思います」とのお言葉を述べられ、「この大会テーマにふさわしく、人々が協力して、水源となる森林を守り、育むことにより、美しく豊かな水が生まれる活動が、滋賀の地から全国へ、そして世界へ広がり、将来世代へとつながっていくことを願う」と呼びかけられた。
その後のお手植え、お手播きもリモートで実施され、緑の少年団に所属する子どもたちが県に縁のある植物を説明するのに合わせ、両陛下がお手植え、お手播きなさった。お手植え後、天皇陛下は植物を紹介した子どもたちに「どうぞこれからも緑を守り育てる気持ちを大切に持ち続けてください」とお声をかけられた。エドヒガンとアカガシの説明をした甲賀市立佐山小学校6年の田原明日香さんは「緊張したけど、自分も緑を大切にしていこうと思った」と述べている。
また、両陛下が使用された道具は、東近江市の木地師が制作したお種入れなど県内の木製品が用いられており、式典後、同市の小椋正清市長は「全国に改めて県内各地の木の文化を知ってもらえてよかった」と喜んでいた。
式典後、記者会見を開いた三日月大造知事は「過去に例のない滋賀県らしい大会になった。これからも森林振興に取り組んでいきたい」と意気込んでいた。
次回の植樹祭は来年、岩手県で開催される。









