各党中央から滋賀入り、演説に注力 今回“野党共闘”は不成立の公算大
【全県】 任期満了に伴う参議院議員選挙は、6月22日に公示、7月10日に投開票となるとみられる。公示までおよそ1か月となり、県選挙区では予定候補者各陣営の動きが熱を帯びてきた。
16日現在、県選挙区からは、2選を目指す自民現職の小鑓隆史氏(55、公明推薦)、無所属新人の田島一成氏(59、立民・国民推薦)、共産新人の石堂淳士氏(48)、NHK党新人の田野上勇人氏(57)の4人が立候補する意向を示している。
◆中央から応援続々
小鑓氏陣営では今月9日、自民党本部の茂木敏充幹事長が県庁前で街頭演説に立ち、「小鑓さんは滋賀を発展させるため、日本がコロナを乗り越え、もう一回元気になっていくために必要な人材だ」と熱弁を振るった。
また15日、同党県連が開いた定例大会では前経済再生・コロナ対策担当大臣の西村康稔氏が登壇し「みなさんの支援で、なんとしても圧倒的な勝利を。私も責任を持って応援する」と述べた。
さらに21日には、JR草津駅前で菅義偉前総理大臣の街頭演説を予定している。
◆支援の熱を塊に
一方、田島氏陣営では、7日、立民県連、国民県連、連合滋賀が支援団体「結集しが」を結成。合同選挙対策本部長を務める嘉田由紀子参議院議員は「いろんな団体の支援者の熱が伝導して大きな塊になれば鬼に金棒」と意気込む。
さらに、先月9日には立民党本部から泉健太代表、同23日には西村智奈美同党幹事長が早々に滋賀入りし、田島氏を「環境対策など政策のエキスパート。日本を滋賀から変える好機」と紹介し、「選挙戦を全力で支援する」と語った。
◆“野党共闘”困難か
しかし、前回参院選とは異なり、野党間の候補者一本化は難航している。連合の意を汲んだ国民民主党が「政策の異なる政党とは共闘ありきで協議のテーブルに着くことはない」と突っぱねており、共産党も「国民民主党はもはや与党」と批判を強めている。
共産党県委員会では「本気の野党共闘をすれば自公政権に勝てるのだが、今回は政策的な協議の場もなく共闘は難しい」とし、市民団体らと共に石堂氏の支援と党勢拡大へ打ち込む。
石堂氏は県内各地で「反戦と平和による命と暮らしを最優先する政治」を強く訴えており、今月21日には午後5時からJR草津駅東口デッキで同党副委員長の市田忠義参議院議員、同党中央委員の大門実紀史参議院議員と共に街頭演説を予定している。
◆N党は独自の戦い
田野上氏は、公示後に県内全市町で党が掲げる「NHKにスクランブル放送を導入する」ことと地方の少子化対策などについて街頭で訴えていくとしている。(羽原仁志)










