【県】 県では漁獲情報の迅速収集と適切な水産資源の管理を行うことで漁業者の負担を減らし、資源の維持・回復を図ることを目的に、スマートフォンなどから漁獲情報を報告できるWEBアプリケーション「湖(うみ)レコ」を開発し、今月から県内で漁業許可を取得しているすべての漁業者を対象に本格運用を開始した。
全国的に水産資源が長期的な減少傾向にある中、資源管理は中長期的に漁獲できる量を増やし、漁業者の所得向上につながり、水産業の成長化に寄与するとされる。漁業者は2020年に施行された改正漁業法により、漁獲情報の報告が義務化されている。
その報告はこれまで、県では紙媒体で実施されてきたが、日々の魚種別漁獲量を手書きで記入をすることが漁業者にとって大きな負担となっていただけでなく、集計や報告内容のデータ化にも時間を要していたため、漁獲報告の履行と資源評価などに必要なデータ収集を一元的に可能とするシステムが必要とされてきた。
今回、県は水産庁の「漁獲情報デジタル化推進事業」の支援を受けて同アプリを開発、漁業者が操業を通じて水産業から見た今の琵琶湖を記録(レコード)することで未来へつなげたいという思いを込めて「湖レコ」という愛称をつけた。県レベルの地方自治体全域で登録している全漁業者を対象に同様のアプリを活用した漁獲情報の収集は全国でも初の試み。
同アプリの利用対象は県内で漁業許可の対象となっている約1500件で、操業日と漁法、魚種ごとの漁獲量、操業場所の報告をすることができる。
県では、すでに活用した漁業者から「作業時間が短縮できる」と喜ぶ声もあり、今後要望があれば使い方講習会なども実施するとし「琵琶湖からスマート水産業を推進していく」としている。








