国政刻刻 教科担任制が導入されます
この春から小学5、6年生を対象にクラスの担任がすべての教科を教える「学級担任制」から、中学校や高校で行われている「教科担任制」へと転換が図られます。具体的には英語・理科・算数・体育の4教科を中心に導入される予定ですが、学校によっては音楽や図工など、より専門性の高い教科にも適用されます。
ではなぜ「学級担任制」から「教科担任制」なのでしょうか。導入する最大の目的は授業の質を向上させることと教員の負担軽減です。私たちが子どものときに受けていた授業内容のほかに、現在の小学生は時代に即した授業を受けています。すでにコンピューターの授業が始まって久しくなりますが、近年でも英語やプログラミングの授業が新たに追加され、さらにはタブレット端末によるリモート授業が始まるなど学習環境は大きく変化をしています。また一方で先生方のなかには新しい教科に対して苦手意識を持つ方もおられます。時間的余裕のない担任が十分な経験もないまま新教科を教えるよりも、専門性の高い教員が授業を受け持つほうが子どもたちにも面白さが伝わり理解が進むのではないでしょうか。
あわせて先生方の働き方改革です。今年度、小学校の採用試験の倍率が史上最低の2・6倍となりました。現在全国で不足している教員の数は2500人以上にのぼり、教職員を取り巻く環境の改善が急務となっています。特に小学校の先生は終日担任として授業を受け持ちながらクラス運営や授業の準備を行い、放課後にもテストの採点や保護者との連絡調整など気の休まるときがありません。こうした厳しい職場環境が教職員不足の大きな原因だと考えられています。
「教科担任制」が導入され質の高い授業が行われることにより、子どもたちの学力が向上することはもちろんのこと、先生方の職場環境が改善されるように努めてまいります。






