びわリハ大 発! リハビリテーション医療の将来像
びわこリハビリテーション専門職大学が開学して1年半が経ちます。昨年の4月、希望に燃える1期生を迎え新しい第1歩を踏み出し、何もかもが初めての初年度を終え、この4月には2期生を迎えることができました。大学は学生の活気に満ちております。
リハビリテーションの中心的な領域である理学療法・作業療法が専門職大学に組み入れられたことは今後のリハビリテーションの在り方に大きな変革をもたらすものと考えられます。専門職大学では、専門的な技術を身に付けた人材を世に送り出し、さらに地域社会との共生を主眼とする診療を目指しております。「地域社会との共生」は、病院内での専門家であるばかりでなく、積極的に地域に出て住民の健康維持のための診療をすることを意味しております。これを具体的に突き詰めれば、大学付属のリハビリテーションセンター構想になります。医学部の付属病院のように、リハビリテーションを中心とする医療センターで、地域の人々と親しく接して、住民の方々の健康維持に寄与することができます。現実的ではないと言われる人もおりますが、大学が地域社会に貢献できる効果的なシステムではないかと思われます。
一方、大学の社会的な責務として知識の再生産が求められます。具体的には研究活動です。科学研究費の獲得がどの大学でも大きな関心事であるように、研究への関心はこれから一層高まるものと思います。臨床研究は既に臨床を専門とする先生方が進められております。問題は基礎研究です。全国的に見て実験系の分野を専攻する先生にとって研究の場が少ないのは大きな問題ですが、同じ法人の藍野大学では中央研究施設という立派な研究施設があり、私はそこで、脊髄損傷の治療法について多くの仲間と共同研究をしてきました。専門職大学では、現在、基礎研究のための施設を作るべく何人かの先生が力を尽くしております。将来、専門職大学が基礎研究の場にもなることを期待したいと思います。
びわこリハビリテーション専門職大学
東近江市北坂町967 TEL0749―46―2311






