第1回死生懇話会開催
【県】 県はこのほど、県庁で「第1回死生懇話会」を開催した。三日月大造知事、医療や介護の現場を知る専門家ら、大学の研究者や学生など、幅広い世代がWEB上で一堂に会し、多様な視点から「誰もが避けられない『死』とどう向き合い、そこから限りある『生』をどうとらえるか」などのテーマについて意見を出し合った。
同懇話会は、昨年の年頭、三日月知事が「死へ向き合い、より良く生きることについて考えることを共有できる場を作りたい」と発信したことをきっかけに、開催の準備が進められてきた。本来、昨年中に1回目の機会を設ける予定だったが、新型コロナウイルス感染症への対策を優先させて延期とし、今月、ようやく開催にこぎつけた。
同会には、知事の他、一般社団法人滋賀県医師会の越智眞一会長、県介護支援専門員連絡協議会の楠神渉副会長、龍谷大学農学部の打本弘祐准教授、関西学院大学人間福祉学部の藤井美和教授、一般社団法人こどもエンターテインメントのミウラユウ代表理事、県立大学で学んでいる学生代表1人が委員として参加、ファシリテーターを県立大学地域共生センターの上田洋平講師が務めた。
会の冒頭、三日月知事は同会設立のきっかけとして(1)真正面から死生について語った内容を社会のものとして共有できないか(2)死生について考えることで、幸せにつながり、生きていることを充実させ、一緒に生きることを考えていくことにならないか(3)日本の真ん中に位置する滋賀県から発信できないか――の3点を挙げ、「コロナ禍でも命の大切さを実感したから、この懇話会を進めようと思った。これからの行政の在り方を考えるきっかけにもなれば」と語った。
意見交換の様子はオンラインで生配信され、約200人の視聴者が各委員らの立場から語られる死生観を見守った。
懇話会後、記者団の取材に応じた三日月知事は「広くて深いテーマをたくさん出してもらい、有意義な時間だった」とし「今後、県の施策に生かしていきたいし、また、みんなでこのテーマを考えていきたい」と述べた。
県は6月に次回の開催を予定している。







