県病害虫予察特殊報発表
【県】 県は11月、県内で新たにヨコバイ科の一種(和名なし)が確認されたことを受け、同種はウメやモモなどのバラ科の果樹を加害することから今月4日「令和2年度病害虫発生予察特殊報第3号(ヨコバイ科の一種)」を発表した。
特殊報とは、県内に今まで発生が確認されていなかった病害や害虫を初めて発見した場合や、ある種の害虫が今までの発生とは違う特異的な発生をする現象が認められた場合に発表される。
県によると、大津市内の民家に植栽されたモッコウバラの葉の加害が確認され、採取した成虫を農林水産省神戸植物防疫所に同定依頼した結果、県内では未発生の種であることが同定された。
同種は、12月3日現在、国内では沖縄県、和歌山県、徳島県、埼玉県、京都府、大阪府、岡山県、群馬県の2府6県で確認されている。また海外では、中国、台湾、韓国、北朝鮮で確認されている。
成虫の体色は黄緑色で、体長は3・0~3・5mm、頭頂部に一つある黒点が特徴。幼虫と成虫が葉を吸汁した場所から葉の表面が白化する。多数の加害を受けた葉は落葉するとされる。現在、県では同種によるウメ、モモなどへの被害は確認されていない。
県は、「現時点で同種に対して適用のある農薬はない」とし、「発生と被害の早期発見に努め、発生を確認した場合は寄生している葉ごと速やかに除去し、適切に処分するように」と呼びかけている。








