来年1月16、17日に県立文化産業交流会館で
【米原】 多彩なジャンルの古典芸能が一堂に会し、かつての芝居小屋の雰囲気で舞台芸術を楽しめる「芝居小屋 長栄座」新春公演が来年1月16、17日、米原市下多良の県立文化産業交流会館で催される。このほど関係者らが記者会見を開き、今回で10周年となる公演への抱負を語った。
「長栄座」の取り組みは、豊かな自然と歴史的・文化的資源を有する湖北地域で、特色ある優れた舞台芸術を県民に見てもらい、伝統文化を次の世代へ受け継いでいくことを目的に、2011年から同会館主催で始まった。かつて長浜市内に実在した芝居小屋「長栄座」を特設舞台として復活させ、湖北文化の発信地としてにぎわった芝居情緒を再現する。
10周年となる今回は、16日午後2時から新春コンサート「音楽巡礼2~和楽器と歌でめぐる湖国滋賀~」と17日午後2時から新春公演「源平芸能絵巻『赤と白と』~時代を彩った其々の人間模様~」を行う。
16日の「音楽巡礼2」では、気鋭の作曲家・井上眞吾氏が県内の酒蔵を訪ねた際に感じたインスピレーションから作曲し、前回公演で一部演奏された「『近江地酒スイーツ紀行』~和楽器と声楽による6つの組曲」の完成版を披露するほか、邦楽の貴公子と称される尺八奏者の藤原道山氏の舞台、落語家、三味線奏者、テノール歌手など特別ゲストと和楽器のコラボレーションを披露する。
一方、17日の『赤と白と』では、多くの人が親しみを感じ、県内にもゆかりの歴史がある「源平合戦」を和楽器で表現する。監修を久保田敏子・京都市立芸術大学名誉教授、企画・構成・演出を数々の舞台演出に取り組む前原和比古氏が担当。平家琵琶の菊央雄司氏による「祗園精舎」から始まり、筝曲、邦楽、舞踊、狂言、能、民謡などを織り交ぜ、平家の盛衰と源義経をとりまく運命を表現する。
記者会見で久保田名誉教授は「10年取り組んできて、全国からも関心をもたれるようになってきた。ここだけの舞台を楽しんでほしい」と述べ、同会館の竹村憲男館長は「地域の魅力としての古典芸能を発信し、今後もより多くの人に関心を持ってもらえるように努めたい」と語った。
チケットは、両日とも前売り一般3000円、25歳未満1500円(各種当日券は500円増)、公演2日間通し券は一般5000円、25歳未満2000円。全席指定。前売り券は同会館のほか、びわ湖ホールチケットセンター、長浜文化芸術会館、木之本スティックホール、ローソンチケット、楽天チケットで販売中。
また、同会館ホームページ(https://www.s-bunsan.jp/)に「長栄座」特設ページを開設し、かつての芝居小屋やこれまでの取り組みなどを紹介している。
公演に関する問い合わせは同会館(TEL0749―52―5111)へ。







