「極めて厳しい状況が続いている」
【全県】 日本政策金融公庫大津支店(大津市梅林1)はこのほど、県内の中小企業動向について2020年7―9月期の実績と10―12月期、21年1―3月期の見通しを取りまとめ、公表した。同公庫によると、県内の景況は中小企業、小企業ともに「新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて厳しい状況が続いている」としている。
調査は9月中旬に行われた。中小企業については同公庫取引先の県内71企業にアンケート調査を実施、そのうち40社から有効回答があり、有効回答率は56・3%となった。一方、小企業は同公庫取引先の県内90企業にアンケート調査を実施、有効回答数は75企業で有効回答率は83・3%となった。
同調査結果を見ると、県内中小企業の業況判断DIは前期(20年4―6月期)よりマイナス値が拡大しマイナス74・4となった。来期(20年10―12月期)はマイナス51・2、来々期(21年1―3月期)はマイナス51・2となるとみており、今期と比べマイナス値は縮小するものの、依然として厳しい状況が続くとしている。
また、今期の売上DIは前期よりマイナス値が若干拡大し、マイナス82・5となった。来期はマイナス56・5、来々期はマイナス60・5となる見込みで、今期と比べるとマイナス値は縮小する見通し。今期の純利益DIは、前期よりマイナス値は縮小しマイナス65・0となった。来期はマイナス52・5、来々期はマイナス55・0となり、今期と比べてマイナス値は縮小するとしている。
一方、県内小企業の業況判断DIは前期よりマイナス値が縮小しマイナス57・3となった。業種別にみると、製造業、非製造業ともにマイナス幅が縮小している。
また、今期の売り上げDIは、前期よりマイナス幅が縮小しマイナス59・5となった。来期はマイナス65・8とマイナス幅が拡大する見通し。今期の採算DI(全業種計)はマイナス50・0で前期よりマイナス幅が縮小した。来期はマイナス幅が拡大しマイナス50・7となる見通しを立てている。
中小企業、小企業ともに主な経営上の問題点は「売上不振、利益減少」に関する回答が過半数を占めており、コロナ以前の「求人難」を多くの企業が挙げていた状況と明確に変化していることが分かる。
同調査に関する問い合わせは、中小企業については同支店中小企業事業(TEL077―524―3825)、小企業については同支店国民生活事業(TEL077―524―1656)へ。






