両陣営共に組織固め着々 各政党の動きに注目集まる
【全県】 次の衆院選に向け、滋賀3区(草津市・栗東市・守山市・野洲市)では、自民党現職で4選に挑む武村展英氏(48)と共産党新人の佐藤耕平氏(38)が立候補にむけて準備を進めており、自公の連携で堅実に足場を固める与党側と共通政策で議席獲得に挑む野党共闘側の戦いとなる公算が大きい。(羽原仁志)
武村氏 日々の活動が選挙につながる
佐藤氏 浮動票の掘り起しにも意欲的
武村氏は、8月30日、大津市内のホテルで開かれた県連の定例大会で「県連会長としてやりたいのはひとつだけ。それぞれが示した方針をちゃんと実践すること。各支部で総会以外にもきちんと事業をやっていく。連協も選挙区支部も県連も地道に活動していくこと。また、市、県、国がちゃんと連携をとれているのか点検する。女性部・青年局が全員を巻き込む形で活動できるようにする。そういった地道な活動が選挙につながる」と来場した党員に語った。
解散総選挙の時期については「いつやるかは総理の専権」としつつ、「衆議院は常在戦場。日々の活動を有権者に発信していくことが大切だ」と述べる。
選挙体制としては、選挙区支部所属の県議会議員らが中心となり、9月から複数回の会議を実施、選挙戦に向けた組織づくりを始めている。
また、武村氏は今月、公明党が大津市内で開いた県本部大会に友党代表として出席し、挨拶として「自公連立21年目、滋賀県でもしっかりと協力体制を結ばせて頂きたい」とし「自身も衆院選を控えている。安定した政権をさらに強固なものにしていきたい」と改めて連携強化を呼びかけた。
一方、佐藤氏は、2014年の総選挙で滋賀1区から共産党公認で出馬するも落選、16年と19年の参院選では党公認候補として一度は県選挙区から立候補を表明するも、後に他の野党統一候補に譲っており、3区からの衆院選出馬は初となる。昨年6月に党から3区予定候補者として公認を得て以降、選挙戦に向けて細かく地域を回り、街頭演説や支持者から話を聞くなどの活動をほぼ毎日継続、着実に知名度の浸透を図っている。
活動では、地域内に20以上ある党の支部と協力して取り組んでおり、さらに、「3区は学生や若い世代も多く、普段は政治に関心がない人、支持政党を決めかねている人も多い。そんな人たちに『選挙へ行くことには意味がある』ことを伝えている」と同世代の浮動票の掘り起しも意欲的に進めている。
選挙戦では、3区外の党支部員や市民グループらからも支援を得るのに加え、新立憲、社民、新国民との野党県連と緊密に連動できる形作りを目指す。
佐藤氏は野党共闘体制について「共通政策をどこまで示せるかにかかっている」とした上で「野党に期待している人の声に応えられるように訴えていきたい」と意気込む。








