4区 自民と野党共闘、激突か
【県】 衆議院議員の任期満了(来年10月21日)まで1年余りとなり、衆院解散・総選挙のタイミングが焦点となっている。そこで滋賀報知新聞社は、激戦が予想される滋賀4区(旧愛東・湖東町を除く東近江市、近江八幡市、甲賀市、湖南市、日野町、竜王町)で立候補を予定している、自民現職で再選をめざす小寺裕雄氏(60)、元参院議員で新立憲民主の徳永久志氏(57)の動向を追った。(高山周治)
自民小寺 再選向け実績づくり注力
立憲徳永 連合との選対の整備急ぐ
「早期の解散・総選挙はなさそうだが、気は緩められない」。自民の小寺氏は当初、10月~11月上旬の総選挙を想定して9月上旬には選挙対策(選対)組織を決めるなど体制づくりを進めてきたが、解散見送りの公算が大きくなり、同月下旬の全体会議を見送った。しかし、警戒感は崩さない。
背景には、野党が候補を1人に絞る共闘への脅威がある。
前回の衆院選(2017年10月)を振り返ると、県議から衆議院に転身した小寺氏は、東近江市以外では知名度が低かった。このため小寺氏は当選したものの、徳永氏と共産候補の西沢耕一氏の合計と比べると、9ポイント下回る結果だった。
このことから実績づくりに取り組み、名神名阪連絡道路の早期整備、日野川河川整備の推進、ほ場整備などの農業基盤整備、学校改修事業などに注力した。
選挙戦に向けては、支持者へのあいさつ回りを行うとともに、8月からはミニ集会を再開。さらに、ポスターを2千枚貼り増しし、JRの主な駅頭でビラ配り、若手市議と連携してスーパー前などで街頭演説を行う。
新立憲の徳永氏は、4区で前回2万2000票を得票した共産との協力が欠かせない。
このため共闘を後押しする市民団体の集会や街頭集会に積極的に参加しており、「行き過ぎた『自助』を求める自民党的な政治か、それとも支え合いの社会か。自民党候補との一騎打ちに持ち込み、自民党的でない政治を選んでもらいたい。きちんと共産、社民、新国民と一枚岩になって相乗効果を生み出したい」と訴える。
一方、国民と立憲の合流では、国民県連4区の所属議員ら7人のうち、参加は5人、未定は2人と分かれた。=9月11日時点
これについて「県全体でみると参加しなかったのは連合議員団がほとんどだが、連合と新立憲民主の合同選対をつくるので影響はない」ときっぱり。
今後は、3日の立憲4区総支部設立に続いて、10日に同県連を立ち上げる。また、連合からの推薦は今月中の見通しで、なるべく早い段階で連合との合同選対を立ち上げ、体制を整備したいとしている。









