2期目折り返しを振り返る
【県】 三日月大造知事は知事としての2期目2年目を終えたことを受け、このほど記者団にこれまでの取り組みと2年目の注力施策、今後の県の方向性について語った。ポスト・コロナの時代に向け、三日月知事は「卒近代~本当の意味での『健康しが』の推進」を掲げ、「『新しい幸せ』をつくりたい」としている。(羽原仁志)
「引き続き、重責をしっかりと担う」
3期目については明言せず
県危機管理センターで県政記者団と意見交換を行った三日月知事は冒頭に「365日24時間、県民のために・県民と共にというのが知事の職務であると理解している。引き続きこの重責をしっかりと担い、負託に応えていきたい」と語った。
三日月知事は2018年7月から始まった2期目、「みんなでつくろう『健康しが』」を発信して県政に臨んでいる。記者団との意見交換では、「それをさらに高めた本当の意味での『健康しが』を目指す」とし、今後、注力していく主な施策として「真の多文化共生を作っていく」「観光施策として、県民も幸せになれるよう取り組み、一時的にでも県民になってもらえるようなニューツーリズムを滋賀から作っていく」などを挙げた。
さらに、これからの県の方向性として「近代からの卒業」が必要とし、「明治以降作ってきた中央集権、学校のシステム、東京一極集中、こういったことから卒業していくことに挑戦していかなければいけないという問題意識を持ち、『ウィズ・コロナ』『ポスト・コロナ』時代の社会のありようについて、来年度の県の施策にも反映をしていきたい」と述べた。
また、これからの県政で県民に求めたい・大切にしたいこととして(1)利他の心(2)全ての人の自由と平等、多様性と持続可能性の視点(3)権利の保障、応答性を備えた対話、協働による変革の姿勢――を挙げている。
記者団から「2期目を自己評価として点数をつけるとした場合、何点か」と質問されると「今ここに居させてもらっているという意味では及第点だと思うが、絶えず自己評価だけでなく、努力していきたい」と述べ、2期目を残り2年を切ったことについては「県政の知事のバトンというのは基本的に4年で一区切りだ。基本構想は2030年を展望して作った。そこに向けて『変わる滋賀』について具体的に示していく必要がある」と答えた。
また、3期目に向けては「まずは今日一日、しっかりと県民が無事であるよう、自身の職責を全うする」と答えるにとどめた。
県には、新生県立美術館や琵琶湖文化館の後継施設など「美の滋賀」に関することや、大津市の大戸川ダムに関する他府県との合意形成、国スポ・障スポの県内開催のスケジュール調整など、大きな課題が残されており、「ポスト・コロナ」へどのように舵を取るかに関心が高まっている。







