新型コロナ感染再拡大
【全県】 コロナ感染の再拡大で、修学旅行の対応をめぐって学校現場が苦慮している。実施可否について、県と東近江地域4市町、県内の主な5市の教育委員会に取材したところ、東近江と近江八幡、彦根の3市が実施するかどうか協議を始めていることが分かった。ただし、実施予定の自治体も状況の変化で対応に迫られそうだ。(高山周治)
東近江市教育委員会は3日に代表校長会、4日に臨時教育委員会を開いた。このなかで「全国で感染リスクが高まっている」「旅行中にクラスターが発生すれば、児童生徒の中で犯人捜しになってしまう」など懐疑的な意見が多く上がった。一方で、一部から「情操教育なので中止するのはどうか」との声も出た。
同市教委はこれらを踏まえて協議し、市長の承認を経て、なるべく早く実施可否の統一方針を示す。中止になった場合、感染リスクの低い日帰り旅行を検討する。
市内の公立小学校は22校で、6年生は1114人(5月1日現在)。各校は9~10月に1泊2日で、感染流行地を避けて主に伊勢・奈良、広島市などを予定する。
中学校は9校で、3年生は1019人(同)。4~5月の日程から9~10月に延期し、行き先は東京、沖縄方面を取りやめ、2泊3日で三重県、和歌山県、四国地方などを予定する。
市教委は、「連れて行ってあげたいという気持ちがある一方、感染状況が2、3日で変わるので教職員、保護者からも心配する声が出ている。いずれにせよ、児童生徒を最優先に検討する」としている。
このほか、一律で対応するのでなく各校の判断に任せる県教委は「相談に応じるが、実施可否は各校の判断」、大津市教委は「独自のガイドラインを各校に配布し見直しを呼びかけた」、草津市教委は「訪問地が各校で異なり、一律の方針は難しい」としている。







