運転手を感染から守る仕様に改装
【全県】 滋賀トヨペット(本社・大津市富士見台)が、新型コロナウイルス感染症の患者を医療機関などへ搬送する際に活用する車両1台を県へ無償貸与した。
貸与されたのは7人乗りのコンパクトミニバン「シエンタ」を搬送用4人乗りに改装した車両。トヨタ自動車では、同感染症の患者を搬送する際の運転者への感染を防止するためのキットを開発しており、前席と後席の間にビニールシートのセパレータ(間仕切り)を取り付けることで空間を隔てて飛沫感染を防ぎ、エアコンの設定により車内の空気の流れを後席から前席へ流れ込まないように調整、セパレータと合わせて使用することで、微細な粒子となった後席の患者の汚染物質が前席へ流入するのを防げる仕様にできる。滋賀トヨペットでは以前から県へ同車両の無償貸与を申し出ており、6月にキットが登場するとすぐに製作した。
このほど、県庁正面玄関前で同車両の貸与式が行われ、滋賀トヨペットの山中隆太郎社長が三日月大造知事へ目録を手渡した。山中社長は「コロナ対応の中で私たちがなすべきことは、与えられた時間の中で最善手とした対策をしっかりと実践すること」とし、「貸与としているが、存分に活用していただきたい。お役に立てるとうれしい」と述べた。目録を受け取った三日月知事は「山中社長から『今できることをしっかりやらなければならない』という熱い思いを聞き、本当にありがたく思った」と述べ、「しっかりと大切に活用し、一刻も早く必要な治療に結び付けられるようにしていく」と感謝を伝えた。
これまで、同感染症に関して検査が必要だが自宅から帰国者・接触者外来までの交通手段がない人などの移送には民間の救急車両などを利用してきたが、今後は同車両も導入していく。








