八日市高校野球部OB 中村守男さん
熱戦の感動を存分に与えてくれた第101回全国高等学校野球選手権大会は、全国3730校の頂点に履正社高校(大阪)が輝き、22日に閉幕しました。滋賀代表の近江高校も優勝候補の東海大相模高校を相手に健闘しましたが、予想外の失策が重なり残念な結果に終わりました。
そのような大会を滋賀大会から振り返ってみますと、やはり今年も私立高校の躍進、強さが目立ちました。滋賀大会では、県立高校と私立高校の対戦が17試合ありましたが、結果は15勝2敗と圧倒的に私立高校が上回り、ベスト4全てが私立高校という結果となりました。また最近12年間の県内の優勝校を見ても、夏の大会では近江高校の5回を筆頭に、私立高校7回の優勝、春の大会でも近江高校の5回を含め私立高校が8回優勝をしています。
今回の全国大会でも、出場校49校の内37校、約3分の2を私立高校が占めました。対戦成績も私立高校12勝、県立高校4勝と、私立高校の圧勝に終わりました。特に2回戦終了時、県立高校の勝ち残りは高岡商業(富山)のみで、私立高校相手に2勝をあげた同校の頑張りがなければ、県立高校の完敗という大会だったと思います。
なぜ最近の高校野球は私立高校が強く、県立高校を圧倒しているのか。文武の問題や中学からの進学の問題など、現場でしかわからない様々な問題があると思います。しかし、このままだと2回戦以降に進出する県立高校がますます少なくなる心配があります。練習方法の研究、気力の充実、体力に対する考えなど今一度考え直し、県立高校の頑張りを見せてほしいと思います。
県大会で健闘した日野高校、全国大会の高岡商業のように、私立高校と互角に戦える県立高校の台頭こそ、感動を与える高校野球の醍醐味だと思います。
最近今ひとつ精彩のない県内の伝統校(伊香、彦根東、八日市、八幡商業、膳所、大津商業など)の頑張りも県立高校躍進の刺激になると思います。県内県立高校の野球部員たち、目標は一つ「甲子園」。頑張ってください。





