自治刻刻 戦艦大和
NHK大河ドラマ「いだてん」、時は昭和初期。皇紀2600年(昭和15年)の国威発揚の一大事業としてオリンピック東京大会の招致の状況が描かれています。結果的には、日中戦争の影響などによって開催は返上されました。
皇紀とは、明治政府が定めた紀元で神武天皇が即位した年を皇紀元年としています。ちなみに、「ゼロ戦」は、皇紀2600年につくられたため下二桁をとって海軍零(レイ)式艦上戦闘機と名付けられました。昭和16年12月8日、太平洋戦争開戦、ハワイ真珠湾を攻撃した99式艦上爆撃機は皇紀2599年、97式艦上攻撃機は2597年に配備されたものです。その頃、戦艦大和が就役しています。大和は、主砲46センチ砲九門を備える世界最大の超弩級戦艦でしたが、すでに大艦巨砲時代は終わり航空機が戦闘の主流に変わっていました。昭和20年4月、大和は「水上特攻」として沖縄に向けて出撃、米軍機の空襲により沈没しました。
2005年、戦後60周年を記念し制作された映画「男たちの大和」の監督は佐藤純彌さん。翌年、日野町で「憲法公布60周年記念」の講演をいただきました。今年2月、佐藤さんが逝去され、7月5日、「偲ぶ会」が開催され出席しました。北大路欣也、舘ひろし、中村獅童、反町隆史さんら著名な俳優が数多く出席されました。映画制作の際、若い俳優の「同じような状況下にあったら戦うのか」という言葉を聞き、佐藤さんは「戦争はしないようにしなければならない」とたしなめられたといいます。
ところで、7月末に映画「アルキメデスの大戦」が公開されます。戦艦大和の建造をめぐる状況などが描かれ「数学で戦争を止めようとした男の物語」と予告されています。連合艦隊司令長官山本五十六を舘ひろしが演じます。2度と戦争をしないという誓いを新たにしたいと思います。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催まで1年をきりました。平和とスポーツの祭典が楽しみです。平和な社会を築くために力を合わせましょう。






