自治刻刻 年の始めに
市民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成の時代も間もなく幕を閉じます。
中国の史記から採用された「内平外成」(内平かに外成る)の思いが込められた元号の時代は、我が国にとって戦争という悲惨な事態に直面することはなかったものの、阪神淡路大震災、東日本大震災等の大規模自然災害や、地下鉄サリン事件に象徴される治安の根底を揺るがすような事件、バブル崩壊やリーマンショック等の経済激変等々決して平穏な時代ではなかったと言えます。
一方で、昭和から平成初期の時代には予測もできなかった携帯電話やスマホに代表されるIT関連技術の進展により情報化社会が過度に進み、利便性の飛躍的な向上をもたらした一方で、人間性の喪失や人間関係の希薄化が進んだことが気にかかるところです。
このような歴史上特筆すべき極めて大きな変化をもたらした時代でもあったのですが、最近の国際情勢をみていると、自国第一主義の考えが台頭してきており、この現象が陰に陽に日本へ影を落としつつあるようで、先人の努力により成熟されてきた民主主義や国民主権主義の重要性が阻害されていくような方向に向かっていることも懸念されます。
私たちは、今が次の時代との大きな区切りになることを認識し、価値観の多様性を認めつつ変わりゆく情勢にしっかりと対応していかなければならないと思います。
私たちの東近江市は、バリエーションに富んだ豊かな自然や奥深い歴史資産に恵まれ、地理的優位性も有しております。さらなるわがまちの発展のためには、このことを市民のみなさん一人ひとりが誇らしく思い、少子化・高齢化に適正に対応し、素晴らしい我がふるさとを次の時代に引き継いでいかなければならないのです。
今年も池庄の厄神さんへお参りし、こんなことを思いながら東近江市のさらなる発展を祈念してまいりました。






