自治刻刻 梅雨に咲くアジサイの花
5月に植えた早苗がすくすくと伸びる水田をかすめツバメが低く飛び交っています。梅雨の雨は、うっとおしいけれど、木々の緑や色とりどりのアジサイの花が美しく映えます。そして、稲の成長にはなくてはならない恵の雨。秋には、きっと黄金の稲穂をつけてくれることでしょう。
日本は「瑞穂の国」、米は栄養バランスのとれた主食です。古(いにしえ)より米の生産を通じて集落が成り立ち運営されてきました。日野町では、4月から米飯給食を小学校、幼稚園、保育所、こども園で提供しています(中学校は以前から)。子ども達は炊きたてのご飯を「おいしい、おいしい」「おかわり」と喜んで食べています。子ども達の健やかな成長と食育につながればと思います。
ところで、NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」。西郷(さいごう)吉之助(きちのすけ)が奄美大島(あまみおおしま)に流され島の暮らしの実態を知ります。島は、サトウキビの生産に特化され、米を食べることはなかなかできません。薩摩藩(さつまはん)は容赦なく砂糖を年貢として徴収します。島民が砂糖を隠したと役人が厳しく叱責するシーンもあります。西郷の「藩主は『民』の暮らしをよくしたいと考えている」という言葉は妻の愛加那(あいかな)にはむなしく聞こえます。「それじゃ島民は『民』ではないのか」と。
奄美大島は、沖縄本島を治める琉球王国の治政下にもありました。明治維新の「廃藩置県」で鹿児島県になり、沖縄本島は強権的に沖縄県にされ、琉球王国はなくなりました。いわゆる「琉球処分」です。沖縄には今も日本にある米軍基地の7割が集中しています。さらに、名護市(なごし)辺野古(へのこ)に基地を建設しようと県民が反対しているにもかかわらず、強引に進められ、それは「琉球処分」を想起させるという声もあります。
6月は衣替え、真っ白い制服を着た女子高生が語る沖縄県全戦没者追悼式典(6月23日沖縄慰霊の日。73年前に沖縄戦が終結した日。)での誓いの言葉はいつも胸を打ちます。二度と戦争をしないという誓いを新たに、平和な国をつくるために力を合わせましょう。






