自治刻刻 わろてんか
「課長さん たまには部下にも忖度を」「俺ん家も 長期政権 嫁一強」などサラリーマン川柳が発表されました。読んでいて思わずクスと笑ってしまいます。「忖度」、「長期政権、一強」など流行の言葉で社会を風刺し、日常にある喜怒哀楽や「悲哀」が詠われています。
NHK朝ドラ「わろてんか」も終盤になりました。主人公の寄席を経営する女性社長の「てん」は、「笑いで世の中を幸せにしたい」が信条。庶民の暮らしの中に笑いを広げようとしてきました。場面は昭和初期になりました。日本は中国との戦争に突き進んでゆきます。やがて「笑ろてるそうばやない」と娯楽は社会の片隅に追いやられ、巷(ちまた)の不満や風刺は政府への批判として取り締まりの対象に。「何んやし(いらんこと)言うたらあかん」「戦地では兵隊さんが戦っておられるのに不謹慎」と自由にモノが言えなくなり、そして軍国主義国家へ。太平洋戦争は、多くの犠牲を国内外にもたらしました。戦前の辛苦の経験から「二度と戦争はしない」と誓い日本国憲法が制定されました。
あれから70余年、日本は戦争をせず、誰一人殺さず、殺されない平和国家として歩んできました。兵器は「進化」し、鉄砲や大砲の時代からミサイルの時代に、核兵器使用のおそれまであります。軍事力よりも平和外交でこそ国民を守る「現実的」な対応だと思います。国会では改憲の議論が政府からなされていますが、本来、総理大臣を含む公務員には憲法99条で憲法尊重擁護義務があり立憲主義かかわる問題です。戦前の暗い時代に逆戻りさせてはなりません。今、全国各地で9条改憲反対の世論が広がっています。改憲よりも憲法を活かすことこそ大切です。
早春の光のなかで恒例の日野ひなまつり紀行が開催され(3月11日まで)、約150か所でお雛様が飾られています。お雛様の微笑みは心を和ませます。冷たい冬から暖かい春へ季節はめぐってきます。みんなの笑顔がひろがる自由で平和な社会をつくるために力を合わせましょう。






