まずは冷静になって 相手先に連絡しない
【東近江】先月末から今月はじめにかけて東近江地域で架空請求詐欺による被害が相次いた。
東近江市、近江八幡市、竜王町内のいずれも60歳代の女性が現金10万円と60万円をコンビニ店から払い込んで騙し取られた。
手口は同じで、まず、被害者宅に「訴訟最終通知書」または「訴訟最終告知のお知らせ」などと偽の内容のはがきが届き、被害者を不安に陥れ、末尾に記載されている(嘘の)訴訟の取り下げを受け付ける窓口の電話番号に連絡するよう導いている。
電話すると民事訴訟の関係団体や弁護士を名乗る男らが対応し、被害者の動揺につけ込んで「裁判を取り下げるよう誘い、その手続き費用を請求する」というもの。
今回、被害に遭ったのは女性ばかりだが、この種のはがきは大量に送付されていると思われ、警察等に被害届けが出されていない件数も少なくないとみられている。
上の文面は、そのはがきの一例。もっともらしく書かれているが、冷静になってよく読むと訳の分からない内容になっている。
まず、末尾の「法務省管轄支局 民事訴訟告知センター」なるものがあるのかどうか確認できない、一方的に「取り下げ最終期日」が明記されていることも怪しい、また、記載されている所在地の「東京都千代田区霞が関2丁目8番1号」は、地図上では国土交通省庁舎と警察総合庁舎に囲まれた国家機関の敷地になる。
被害防止に取り組んでいる警察では、もし、こうした覚えのないはがきが送られてきた場合は、相談して欲しいと呼び掛けている。
慌てて、連絡先に電話してしまうと騙されることになり、被害に遭わない最大の防御は「絶対に連絡しないこと」が重要。他の特殊詐欺でも同様で、相手と連絡を取らず無視していることが肝要である。心配なら警察に相談することが懸命。東近江署(TEL0748―24―0110)、近江八幡署(TEL0748―32―0110)。






