自治刻刻 「なないろ」でコーヒーを
窓際のカウンター席で飲む一杯のコーヒー。目の前を下り電車が出てゆきます。近江鉄道日野駅再生プロジェクトで「百年の歴史を未来につなぐ」駅舎が再生し、観光交流施設「なないろ」がオープン。「なないろ」には観光案内と交流スペース、カフェもあります。日野町に訪れた方、通勤・通学の皆さんはもとより色々な皆さんに利用していただきたいです。カフェの運営は日替わりです。日野高校生が運営してくれた日、久しぶりに「フルーツパフェ」を注文しました。ゆっくりと流れる時間、いつしか上り電車がホームすべり込み、高校生たちが降りてきました。
駅舎が建築されたのは101年前、大正デモクラシーの時代です。「民本主義」という言葉も生まれました。民主主義の高まりの中で大正14年に男性が納税の額にかかわらず参加できる「普通選挙」が実現しました。そして戦後、女性の参政権が実現し、今では18歳の高校3年生にも広がりました。参政権は民主主義の土台です。「基本的人権は人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」(憲法97条)とあるように、自由や権利は国民が「為政者」から獲得してきたものです。今年は憲法施行70年、「自由と平和を愛する文化国家の建設に努める」(憲法公布日の天皇の勅語)ことを誓い戦後の歩みを進めてきました。本来、国民が為政者を制御するための憲法を為政者の都合によって「改憲」するものではありません。
上りホームの窓枠から眺める景色は抜群です。駅舎に続いて上りホームの改築に取り組みたいと思います。日野駅再生プロジェクトは3年計画です。多くの皆さんのご支援(寄付)によって進めています。引き続きよろしくお願いします。11月17日の午後から再び日野高校生がカフェを開いてくれます。「なないろでコーヒーを」飲みつつ至福の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。高校生の皆さんをはじめ、若者が元気に希望の持てる社会をつくるために力を合わせましょう。






